明るく楽しく楽な面談を目指す!ブリーフセラピーを一緒に学ぶ勉強会(1)【解決志向ブリーフセラピーとは?】
概要説明と今回のゴール
NORY:今日は土曜朝8時のキャリア勉強会の第4回目ということで『明るく楽しく楽な面談を目指すブリーフセラピーを一緒に学ぶ勉強』をテーマにすすめていきます。
大事なのは一緒に学ぶというところです。
私も本を読んだり、解決志向ブリーフセラピーの本の著者の黒澤先生のセミナーに参加をしたり面談の中で少しずつ使ってみている、というぐらいの習得度合いなので、皆さんと今日は一緒に勉強していきたいなと思っております!
NORY:今日のゴールはブリーフセラピーのエッセンスをキャリアコンサルティングに取り入れるヒントを持ち帰ってもらう事です。
ブリーフセラピーをしっかり全部紹介しようとすると何時間もかかってしまいます。その中でも今日はキャリコンに使えそうだなと思うところだけをスライドにまとめさせていただきました。自分の面談に使えそうだ部分だけ理解してもらえればOKです!
ブリーフセラピーとは?
NORY:まずブリーフセラピーとは何か、というところからのご説明になります。ブリーフセラピーのブリーフは“効果的”という意味です。効果性とか効率性を高めることを目指してクライアントと支援者、お互いが共同して短期間で終了することを重視している心理療法です。
短期間というのが特徴で、ブリーフセラピーから派生して解決志向や短期療法ができたと聞いています。
元々の源流となったのが催眠療法や精神科医心理学者であったミルトエリクソンという方です。催眠療法をしている中であなたの意識の中に水晶玉があってあなたの未来が写っています。何をしていますか?と問いかけていたことが始まりのようです。
催眠療法に近かったものが、アメリカのアルコール依存症治療施設で使われ始めて、今のブリーフセラピーの形になったということです。
ここで言う“解決”とは、問題とか原因が無くなる事ではなくて、望む未来の姿にたどり着くことを指します。そこに役立つものだけに焦点を当てるのが解決志向という考え方です。
未来の明るいことに展望が持てる面談になること、自分には解決する力があるんだ!とクライアントが面談の中で気付いていけるので、クライアントも支援者もとても楽で楽しく笑顔で終わる面談になります。
みゆきち:問題や原因ではなく解決に役立つものだけに焦点を当てるというところがブリーフセラピーの中で大事な部分だろうなと思うんですけれども、いわゆる問題解決っていった時にロジカルシンキングとか、よくビジネスで使われるような問題解決みたいなもののイメージを抱いちゃうんですけど、それとは違うものなんでしょうか?
NORY:全然違うみたいです。私も解決志向という言葉だけ聞いた時に、問題解決するためにまず何しましょうか?とロジカルに進めて行くのかなと思っていたんですが…、次の図でご説明します。
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