ヤクルトのキャンプ見ながら『鴻上尚史のほがらか人生相談』読んだらデジカメ失くした話
ついに来たわね。この季節が。
我が東京ヤクルトスワローズは諸々の課題を解決して、昨シーズンの雪辱を果たすことができるのか?
バレンティンの抜けた穴はどうなるのか?
奥川君はいつ一軍で見られるのか?
村上君は今年どれだけ打ってくれるのか?
昨シーズンえらいことになってた投手陣は?
石川さんはどこまで200勝に近づけるのか?
すでにけが人続出してるけどシーズン大丈夫か???
…などなど見どころが多すぎて、色々考えてるうちに到着してしまいましたよ。
はい浦添。
高津監督の代で優勝してもう一回大都会が聞けますように!
いつもはバス移動で陸上競技場からくるのでびっくりしたのですが、なんかヤクルトのキャンプが年々オシャンティになっていく…一体どうしたというんだ…
ちなみにバスでお越しの際は、58号線・新都心方面を経由する21番 or 国際通りから乗れる90・98番乗車 → 浅野浦下車となります。
あとレア路線で334番も。
お車でお越しの際は駐車場があるのですが、一番近い駐車場だとAM9:30にはほぼ満車状態です。
少し遠いのですが、カルチャーパーク・美術館あたりの駐車場はわりと余裕があるかも。
『鴻上尚史のほがらか人生相談』スタート
プロ野球のキャンプは、ちょいちょいすき間時間ができます。
ネットやバッティングマシーン設置したり、別の場所で練習してた選手の移動があったり、ランチタイムだったり。
特に第1クールは比較的基礎的なメニューが多いので、球場全体もまったり。
実はそのすき間時間を利用すると、ライトな本であれば1日1冊くらいは読了できます。
そんなわけで前から気になっていた『鴻上尚史のほがらか人生相談』に着手。
Web上でAERAの連載はチェックしていたのですが、その時から「これは絶対紙媒体で読む!」と決めていました。
とりあえずキャンプ初日参戦から、すき間時間を見つけては読み進めていきます。
しかし、この日暑かった…
確か最高気温16度とかだったと思うのですが、風がなかったこともあって体感36度くらい。
浦添の球場って南西向きなので練習始まった後は太陽からの逃げ場がバックスクリーンの後3列くらいしかないんですよね。
とりあえずその間にタピオカ入りほうじ茶ラテでも(笑)
腰を落ち着けたところで、初日の午前中は全員参加の守備練習らしいです。
本日メニューに書いてた「4か所ノック」が始まるらしいけど4か所ノックて何ぞや???
ショートの守備位置に青木さん・雄平ちゃん・ぐっちさん・嶋さん・エスコバー…?
セカンドに晃太朗・きんに君・濱田君・村上君・古賀ちゃん…?
外野に山田哲人さん・おっくん・松本(直)くん・吉田君…?
頭の中が「???」となりつつ見てると普通にその位置でノックが始まってる…?
青木さんがショートのイレギュラーバウンドに食らいついたり山田哲人さんが外野フライ追いかけてる…?
もしかしてこれすごいレアなものを見せてもらってるんじゃ…?
念のため翌日も確認してみたのですが、どうやら初日だけの練習メニューだったようです。
これはもう一回見たい!来年もやってほしい!あ、嶋さんとエスコバーおいでませヤクルト!
守備練習をがっつり見た後、ちょいちょい日陰に移動しつつ売店に水分を確保しに行きつつ、再度読み進めます。
しばらくすると、グラウンドではランチ特打で青木さん・雄平ちゃん・ぐっちさん・今年から新加入のエスコバー選手がバットを振り始めてました。
青木さんを中心に、積極的にエスコバー選手に絡むベテラン外野手陣。
なにこれおそらく滝壺並みのマイナスイオン。
エスコバー選手も積極的にコーチやスタッフとコミュニケーション取ってて、とても好感度高い。応燕決定。
ベテラン陣の微笑ましいランチ特打を眺めつつ、さらに読み進めます。
しかし、タイトルの「ほがらか」ってものすごいアイロニーだな。
相談内容が全くほがらかじゃねぇ。
そして答えてる鴻上さんも、あくまでも論理的にサバイバルナイフでざっくざっくって感じ。
さらに読み進めていくうちに、グラウンドではランチ終わりの若手野手陣によるローテーションバッティング・走塁練習が始まっていました。
途中、山田哲人さんと村上君のバント練習とかいうレアな光景も目撃できて(試合では見たくないけど)初日からお腹いっぱい。
明日は投手陣を見ようっと…と思いつつ、ほがらか再開。
ファーストインプレッションとしては、「他者の尊重」と「所与性の否定」がキーワードだなと感じました。
様々なタイプの相談がありましたが、一人の人間として自立した生き方を阻害されている、一人の人間として尊重されていないと感じている相談者や強烈な相談内容が多い!
回答者である鴻上さんから、「相手を、一人の自立した人間として尊重する」っていうのが一貫したテーマがピリピリ伝わってくる!
特に、それを強く感じた相談内容の一つが、実母に対する哀れみと憎悪の気持ちで揺れ動いているという相談者さん。
おそらく、相談者さんとその母親は、母親が幼少期に疎外・抑圧・搾取されながら育った経験を相談者さんにぶつける負のスパイラルに陥っています。
しかし、このケースの唯一幸いな点は、相談者さんが冷静に現状を分析できているということ。
文章の雰囲気からも「もしかしたらこの相談者さんは最初の一歩を踏み出したくて、背中を押してほしいのかも?」と感じるところもあったり。
それにしても、母親を助けたいと思う気持ちと自分の人生を生きたいという葛藤が切ないな…グラウンドでは嶋さんが若手に交じってバッティング練習しているというのに。
さて、鴻上さんはどういうアドバイスをしてくれるんだろう?…とページをめくると「とにかくできるだけ早く母親と距離を取れ!」とのこと。
具体的な対策としては、自立した後に連絡手段を絶つ、アポを取らないことを徹底しながら双方が大人として話ができるようになる日を待ってみては?というものでした。
つまり、自分が大人として自立しながら、母親を一人の人間として尊重できる時を待つのがおすすめ。
確かに成人すると何をするにしても自由だけど義務と責任も必須だからなぁ。
目の前で一生懸命バットを振りこんだりグラウンド上を走ったりしている選手たちの中には、18才でその決断をした人もいるんだよな…と改めて尊敬したり。
果たして自分はその義務と責任を果たせてるんだろうか…と我が身を省みたり。
遠い目になりつつデジカメをパシャパシャしてたら本日の練習終了。
森岡コーチがノック上手くなってたなぁ。
明日も来ようと決意しつつ、グッズショップを偵察。
買い逃してた燕出没注意シリーズも確認しほくほくで球場を後にしました。
その次の週末にはてだこウォークの参戦決定してたので、ちょっと歩いとこうと思って浅野浦バス停から南下。
天候にも恵まれたのでベタに夕焼けでも撮っておくか、と思ってかばんごそごそしたら、ない。
デジカメが、ない。
どこ探してもない。まさか飲み物取った時にどっか落っことした???
この時点ですでに4kmくらいは歩いてるぞ…と絶望感を覚えながらも一旦引き返すことに。
途中草むらとかも顔をつっこみつつ探している様が完全に不審者…
その後、球場まで再度足を伸ばしてみたものの、結局見つからず警備員のおっちゃんには貴重品から目を離してんじゃねーよ(意訳)というご注意も受け…
最後の泣きの一回!と思ってもう一度だけ紛失に気づいたところまで引き返してみたのですが、結局見つからず泣く泣く帰宅。
帰ってきたらヘルスケアのデータがえらいことになってましたよ。
個人情報バレるような写真撮ってなかったのが不幸中の幸いという、とんでもないキャンプ参戦初日でした。
けが人続出するしほんと今年ついてない。
お正月のおみくじで「油断さえしなけりゃオールオッケー」くらいのこと書いてて浮かれてたのに…
うん、とりあえずこの今の状況を鴻上さんに相談したい。
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