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「実践!『やめる時間術』読書会」で気づいた自分時間の貴重さ

先日ワーママはる(尾石晴)さん著書『やめる時間術』の読書会を自分軸手帳部の中で開催しました。(※参加者は部員さんのみになります)

イベントの内容はこちらのnoteで紹介していますので、ぜひご覧ください。

"気づき"ばかりの事前ワーク

イベントの事前のワークとして、「24時間の見える化」と「タイムログ」を行いました。

24時間の見える化とは、自分の24時間を「睡眠時間」「生活時間(食事や家事、育児)」「仕事」時間に色分けして塗りつぶしていき、残った時間が「自分時間」になるというもの
タイムログとは、ある特定の時間に何をしていたのか、書き出し、その項目について、満足度を「〇」「×」「△」などで評価していくもの
タイムログの際にはストップウォッチなど使って時間を測ったり、アプリを使ったりします

「24時間の見える化」と「タイムログ」をしてみると、気づきがたくさんありました。

「24時間の見える化」で可視化・数値化された時間のなさ

こちらが色塗りをしていった結果。画像のオレンジの部分が可視化された自分時間です。

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普段から「時間がない!」とは思っていたのですが、平日(水・木)は1.5時間しか自分の時間がありませんでした。本当になかったのです。
月・水・金は朝ヨガをしているため、3.5時間(うち0.5時間がヨガタイム)はありますが、それでも多いとは思えません。(起きれない日も多い…。)
フルタイムワーママとはいえ、残業はほとんどしておらず、「それなりに時間はあるだろう」という勝手な思い込みで過ごしていました。「時間がないない病(時間がないないと言っていること、一般名称ではない)」になるのは必然だったのかもしれません。
自分時間が可視化・数値化されたことで、その重みがグッと増しました。自分時間の使い方に目が向きます。

note書きたい
読書したい
マインドマップ書きたい
英語の勉強したい
ブログ始めたい
料理にこだわりたい

やりたいこと尽くし!!1.5時間にすべてできるのかというと、残念ながらできません。
自分時間に何をすべきなのか、したいのか、より深く考えるきっかけになりました。
なんとなくではなく、紙に書いてみて、目で確かめて、数値で理解する、「見える化」が大事です。

タイムログスキルは向上する

課題の2つ目でつまずきました。意外と難しかったのがタイムログの取り方。最初から24時間のログをとるのは難しいだろうと、17-23時までの仕事終わりから就寝までの6時間に限定して取ってみましたが、なんだかスカスカ…。
これでは評価もしにくくになります。

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イベント内で分かったのは「タイムログは1回では終わらない」ということです。物事には慣れて上手くなることが多いようにタイムログにもコツがあり、それを習得するまでには何回かやってみることが必要だということがわかりました。
タイムログは、連続して何時間もとらなくても、例えば、毎日同じ1時間を取ってみるなど比較してみることで気づきが多いこともわかりました。

つづいて、仕事時間にタイムログを取ってみました。
在宅勤務をしていると、ログをそばにおいていても気にならないのでやりやすかったです。
そこで気が付いたのは「あれこれ時間」。
何かに集中するわけではなく、メール読んでは返信し、メールに書かれたことが気になって調べ・・・と時間がなくなっていたのです。

最近読んだアンデッシュ・ハンセンさんの「スマホ脳」では、「マルチタスクは存在しない、細切かく、集中するの対象を変えているだけ」「集中する先を変えるにはある程度時間がかかる」と書かれていました。つまり、本人はメールに調べものに思考に、いくつかのタスクをしながら時間を使いこなしているつもりでも、実際は何にも集中しておらず、ただ細切れにいろんことを取り組んでいるだけだったのです。これでは成果も出ず、効率も悪いでしょう。

「見える化」できたら、足し算、引き算

「24時間の見える化」と「タイムログ」で現状把握ができたら、次は「引き算」と「足し算」です。
自分軸手帳部では、もくもく会(黙々と課題に取り組む会)を開催してと力みました。「見える化」で評価の低かった項目を引き算の候補として、具体的に引き算できる方法を考えます。
その時に判断のポイントとなるのが、5つの質問です。

①これをやめたら誰が困るのか?
②誰がやってくれるならにやってもらいたい?
③時間が無限にあってもやりたいか?
④この時間の代わりにやりたいことがあるか?
⑤3年、5年、10年後につながる時間になるか?

ここではハッと気づかされます。
例えば、「洗濯物を畳む」という行為。
時間が無限にあってもやりたいでしょうか?
洗濯物を畳み続けることで、10年後の自分に変化はあるのでしょうか?
こういう問いかけを引き算候補の対象にしていくことで、本当に自分が時間を使いたいことが見えてきます。

「引き算」ができたら「足し算」です。
この「足し算」、「自分に大事なものが何であるのか、どんな人生を送りたいのか」について考えていないと書くことができません。
今はハッキリとは見えなくても、3年、5年、10年後につながる時間にしたいですね。

「現状を見える化して、やりたくないことをやめ、やりたいことをやる」
言ってしまえば簡単なのですが、実際に手を動かして、頭を働かして、自分の心に正直になってやってみると、「気づき」がうまれ、次の「足し算」のステップでつながっていきます。
ぜひ「やめる時間術」を読んで実践してみてくださいね。


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