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見渡すかぎり春のみどり 英国旅行2016その6

2016.04.26
6日目 ロンドン-成田

 起きられない……。なんとか起きてシャワーを浴びるのがひと仕事だった。

 チェックアウトしてウェストミンスターへ向かう。地下鉄の切符を普通に買って、あらためて高さに愕然とした(しかもクレジットカードが使えない)。
 ウェストミンスターは朝からすごい人出で、寺院の前には長蛇の列。寒い……入場料も高い……とかなりやる気をなくしつつ、入場まで三十分くらい並んだ。
 時間がないのでオーディオガイドは取らなかった。中も人が多くて正直あまり集中できなかったけれど、Poet's cornerはよかった。エリザベス一世とスコットランド女王メアリーのお墓があった。
 庭が公開されていたので庭へ出て、周囲をうろうろしているうちにいい時間になる。 

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 パディントンのホテルに戻って預けていたスーツケースを受け取り(そこまで考えずに決めたわりに、今回のホテルの立地のチョイスは完璧だった)ヒースロー・エクスプレスのチケットもスムーズに買えて、目標の時間の電車に間に合って、ひと安心。

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 空港のラウンジにはフォートナム・アンド・メイソンのバーがあった。優雅!
 疲労がピークに達したのか、いよいよ英語が聞き取れなくなってくる。そもそも搭乗手続きは日本語でも苦手で、毎度わたわたするのでもう仕方ない、と諦める。しかも手荷物検査が厳しい。
 出発ゲートでクリームチーズとサーモンのサンドイッチ(最後までチーズとパンばっかり食べていた)とハーブをまぶしたスナック的なものを食べてぼーっとしていたら、突然英語で話しかけられて、あたふたした。空港のカスタマーサービスのアンケートっぽかったけど、何か問題があって止められたのかと思って緊張した……

 飛行機は空いており、隣が空席でリラックスできて快適だった。「スペクター」を観た。
 帰りは成田着。旅行って、出発して2日目ぐらいまでは「最高~帰りたくない!」というテンションだけど、帰る日になるといい感じに疲れて「一刻もはやく家で寝たい……」としか思えなくなるので、よくできてるなと思う。

 などと言いつつ、英国にはまた行きたい。どれほど綿密に旅程を組んでも、実際の旅行は(とくに遠い海外は)想定外の連続であり、行きたいけど今回は断念せざるを得ない……という「次への宿題」が必ず残る。前回の英国旅行の「宿題」がウェストミンスターで、十三年ごしで無事にそれを果たしたわけだが、今回は今回で旅程を検討しつつガイドブックをめくっているうちに「コーンウォールを旅してランズ・エンドまで行き、セント・マイケルズ・マウントへ渡る」というルートに強烈に惹かれてしまった。できれば今度はパスポートの期限が切れる前に、果たしたい。

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