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日々のことは、特別なこと

素敵な記事を読みました。

考えたことがなかったけれど、「この星の生き物で料理をするのは人間だけ」…本当だ!と思い、同時に大好きな漫画家さんのひとり、槇村さとるさん(自己紹介に載せ忘れた、不覚!)の『Real Clothes』にて「着飾るのは人間だけ、服を着ることは人間の証明なのです」というような台詞があったなぁと思い出す。

Real Clothesあらすじ↓

入社5年目。「婦人服売り場」へ突然の人事異動。天野絹恵(27歳)、人生最大のターニングポイントに立つ!! 
激戦区・新宿に店を構える大手百貨店「越前屋」ふとん売り場勤務の天野絹恵。
「ファッションなんて人間の表皮一枚飾るもの」と思ってたら突然の人事異動に!?
着ること、働くこと、生きること。
曲者ぞろいの職場で、絹恵の真価が問われる!!

集英社サイトより


何度も読み返した漫画だけど、新卒で入社して二年目に休職した時には、他の漫画は読めても、大好きなはずのこの作品だけは、読めなかった。
それくらい、眩しいほどひたむきに仕事に邁進する主人公の姿に、元気な時は励まされ、影響をとても受けました。
あの頃の感情ごと詰まった、大切な作品です。

話は戻り。

料理をする、服を選び、着る。
これらは人間だけがすること。
他にもあるけれど、今回はそのふたつについて考えてみます。

生きることは食べること
そんな風に考えているので、家事の中でとりわけ料理にかける思いは強めです。単純に昔から食べることが大好きです。

便利な世の中ですから、作らずとも美味しい外食は溢れているけれど、たとえ時間をかけても、メニューを考え自分の手で素材から料理に変えていく、その日の体調に合わせて、試行錯誤してバランスを考えたり、好みの味に仕上げる行程は、満足感を得られます。
食事のすごいところは、美味しいと幸せを感じられること、栄養バランスがとれていると心身ともに健康でいられることだなと思います。

洋服に関しても、昔はたくさん買っては飽きたら売ったりリサイクルを繰り返していましたが、最近はお気に入りだけのクローゼットを目指し、なるべく増やさず、手持ちの服で着回しを考えて大切に着ていく方向にしています。

着心地がよく、自分の身体にあったお気に入りの組み合わせで服を着ると、気分がとても良いです。服には不思議な力があるなぁと思います。

人間として生まれたこと、平和な時代に生まれたこと、料理をしたり好きな洋服を着たり、選べる自由があるということ。
それでも時に人間だから苦しいと感じることもあるけれど、こうして考えてみると、日々当たり前にしていることは特別なことかもしれないと気付かされます。

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。