「さんほん」? 「さんぼん」?

語彙力




「どれだけ多くの言葉を知っているか?」

「どれだけ言葉を使いこなせるか?」


単語の知識ならびに運用能力を表す言葉である。





そんな語彙力アップの一環として
クロスワードに取り組んでいる子どもたち。




とあるクロスワードを
提出しに来た子の用紙をチェック。



答えは漢字で書けば

三本




ただ、空欄は4文字分


全てひらがなで埋めるルールになっているから

さんほん」と書き込んである。





ん?

さんほん」か?



いや、

さんぼん」な気がするぞ??








さんほん」? 「さんぼん」?



丸付けしているこちらも

どっちが正解なのか?

それとも、
どっちも正解なのか?


不意に問われると
なんだか不安になってきたぞ…




そこでちょっとズルいが
子どもに尋ねてみる。



「先生的には、『さんぼん』な気がするんやけど、
 
 〇〇さんは、『さんほん』か『さんぼん』か、
 
 どっちが正解やと思う?」





すると…








さも当たり前かのように

辞書のもとへ


三本」をさがし始めるではないか!!







さんほん」か?「さんぼん」か?
正解はどっち?

とかは二の次、



分からないことを調べる

この姿勢がしっかり身についていることに
感心しちゃったわけである。








サッカー

なわとび

鉄棒

スイミング

ピアノ

ルービックキューブ

レゴ

オセロ

将棋

計算

漢字

…………



何か」の能力を伸ばしたい。


そう思うならば、

その「何か」を繰り返し継続して行う。



これが大切である。






分からないことを調べる

この能力を伸ばしたければ、




分からない
疑問に出会う場面をたくさん用意し、


分からない」時には、「調べる
大人がその姿を見せることから始まり、

次第に子ども自身の力で自然に出来るように
繰り返し継続して行う。


その機会をたくさん作ることが大切だ。




子どもの
分からないことを調べる」能力を伸ばすためには、


大人は

分からない」に出会う場面を

分からない」時には、「調べる」姿を

たくさん用意し、見せていきたいものである。








ちなみに
三本

しっかり辞書に収録されており、



さんぼん」が正解、だそうだ。

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