1年生の時間感覚

先日

2年生以上は
学校での給食が始まり、



まだ学校給食の始まっていない
1年生だけとの時間にて







私「お話ししまーす」


目を向ける子ども
全員の目が向くまで待つ私


私「今、長い針が3にあるので、12時15分です。
  さっきみんなが考えて決めてくれたように、
  12時50分に お昼 を食べたいと思います。
  
  そのために、
  12時40分に 片付け をはじめて、
  12時50分に いただきます ができるようにしたいです。

  さて、あと何分遊べるでしょう?」



子「30分?」

しっかりとこちらに目を向けて
話を聞いてくれていた子
すぐに答えてくれる。



私「12時15分から30分経つと、
  長い針は9、12時45分になるね」



別の子が、
子「35分?」



私「35分経つと、長い針は10
  12時50分だから いただきます の時間だ」



すると最初の子が、
子「25分!



私「おっ、正解!

  25分経つと長い針は8
  12時40分で 片付け の時間だね!」







この見事正解した1年生
実は、

まだ数字を書くことも
ままならない子である。




数字の『』が鏡文字になって、

ひらがなの『』のようになってしまう子である。




それでも


しっかりと人の話を目で聞き

聞かれている質問に自分の頭で考え

間違ってでも自分の考えを伝えてくれた。


そして、自力で正解にたどり着いた。







縄跳びだって、お絵描きだって、

やればやるほど、上手になれる。






人の話を聞くことだって、

目で聞けば聞くほど、人の話を目で聞けるようになる。






時計を見ることだって、
時間感覚を掴むことだって


時計を見れば見るほど、時計を読めるようになるし、

「あと何分ある?」「これをするには何分かかる?」と、
意識すればするほど、時間感覚は磨かれる。






思考力(考える力)だってそう


・投げかけられた質問
・自ら抱いた疑問 に対して、

自分の頭で考えれば考えるほど

思考力(考える力)は養われる。








私たち大人が
子どもたちに



人の話を目で聞き

時計を見て、時間感覚を磨き、

思考力(考える力)を養う



そんな機会をたくさん作ってあげたい。

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