楽しい、楽しくない
いつかのお迎えの時の話
他の学童から移籍してきて間もない
ある児童の保護者の言葉
「勉強してるのに、こっちの学童のほうが楽しいって言ってます。」
おやつを食べたら遊んで過ごす他の学童
と、
おやつを食べたら宿題、読み書き算数、
必ず勉強の時間がある当スクール
という比較のなかで生まれた言葉だったのだろうか?
気になったのは
「勉強してるのに、~~」
のに、のところ。
遊びは楽しいもの。
勉強は楽しくないもの。
この前提があっての言葉な気がしたのである。
親の言葉、言葉にせずとも思っていること は、
意図せずとも子どもに伝わる。
たとえ親が、
勉強 = やらなきゃいけないもの、つらいもの
という思いでこれまで生きてきて、
今もなおその思いを抱き続けているとしても、
我が子に勉強を好きに、得意になって欲しいのであれば、
子どもの前ではその思いは封印してあげなくてはいけない。
そもそも
勉強は楽しくないもの。
というイメージが誤りである。
やらされ感
これがあると、楽しくないのである。
勉強に限らず、遊び、習い事…
なんでもそうである。
自分でやるから楽しい。
誰かに言われてやらされるから楽しくない。
が正解である。
勉強だと、特に親の口から
「勉強しなさい!」「宿題やったの?」
と煽られる。
そこで子どもに生じる やらされ感 が
着実に我が子のなかに、
勉強 = やらなきゃいけないもの、つらいもの
= 楽しくないもの
というイメージを育んでいる。
偉そうに言っているが、
私も 勉強 = 楽しい と感じるようになったのは
ここ最近のことである。
小・中・高時代の私は、
親がうるさいから勉強する
だった。
だから
大学に入って一人暮らし
親がいなくなり、勉強をやめた。
しばらく
一切勉強しない時期を経て、
栄養士、保育士…
自分でやりたいことを見つけてきて
私はまた勉強を始めた。
そこからの勉強は楽しいと感じている。
子どもが抱くイメージは、
親の持つ思い、かける言葉で変わる、変えられる。
我が子には勉強にどんなイメージを持っていて欲しいだろうか?
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