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喜び、祈り、感謝、そして赦し【カトリック信者なんです 7】

お袋にある日、なんとなく”座右の銘”ってあるの?
即、「いつも喜んでいなさい 絶えず祈りなさい どんなことにも感謝しなさい」とサラッと言いました。
一瞬きょとんとしていると、”ほら、教会の前に書いてあるでしょ?”と。

後日、ミサに行った時に改めて、教会の玄関でマジマジと見ました。
何度も何度もこの前を通っていたのに、私には景色の一部になっていたようで、、

お袋の座右の銘、人生を振り返るとまさにこの通りの生き方をしていたと思います。
20代で信者になったお袋が一番良かったことは、祖母との関係でした。
継母なのです。当時は良くあった話しのようで、お袋を産んだ後に亡くなった母親の後添えとして、妹さんが嫁いで来て弟と妹が生まれたあたりから、お袋の居場所がなかったようです。
祖母との関係性は上手くいかず、おそらく言葉に尽くせぬ思いを相当した様に私でも想像できます。

しかし、キリスト教に出会い、キリストの教えが身体に入ってくる様になると、一番に祖母を赦せた。
生涯に渡って、祖母自身にこういったことを直接伝えたことはなかったが、祖母は晩年、そこここで”好子には悪いことした。申し訳ないことをした。後悔してる。悪い母親だった。”と良く漏らしていて、人伝てに聞いたことが何度もあったと。

お袋は祈りが届いた瞬間だったと思い返していました。

今更ながら、私はそのお袋を通じてキリストの考え、教えを聞き知っていってる。いや、今だからこそ聞ける耳を持ったのだと思う。
時間が掛かりましたが、お袋のキリストの解釈にはスッと私に入ってくるものを感じています。

聖書の解釈、ミサでの神父様のお説教の内容について話すことが増えました。
どう思った?こういう捉え方で良かったかな?そんな会話をしています。

キリストの教え
もっと自分自身に落とし込みたいです。


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