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『手水廻し』の演目が大好きです。もちろん桂雀々で。【落語部@寄席に行きませんか 5】

枝雀の弟子の桂雀々。

騒がしい人です。好き嫌いはっきりすると思う。
聴いているこちらの状態でも、受け入れやすい時とそうでない時がありますね。
激しめの噺家。笑

『手水廻し』の演目が好きです。

落語にはモノを知っている人と知らない、わかっていない人が繰り広げる会話のやりとりが楽しいのですが、”手水廻し”はわかっていない同士がわからないまま、着地点が見えないままに話が進んでいくもんだから、これまた面白おかしく楽しいのです。

手水というものをご存知か?マクラで説明をされる噺家が多いです。
神社などに行くと鳥居をくぐってすぐの所にだいたいありますよね”手水社”が。
ここに出てくる、手水とは顔を洗ったり歯を磨いたり足を洗ったりするための水をタライで用意してもらうもの。

田舎ではその”ちょうず”がわからない。
宿の年長者に聞いてもわからない。
村の知恵者、坊主に聞いたら、、。

これがとんでもない解答でその結果、騒動に。
このシーンがめちゃくちゃ笑える。想像すればするほど腹を抱えてしまう。

雀々の「手水廻し」が一番好き。
キャラクターにも合っていると思う。

はちゃめちゃ話しは、やはり上方落語かな。

⚫️東川哲也 official web site
http://asone-labo.com

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