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『83歳のやさしいスパイ』を観ました@Amazon Prime

フィクションなのか、ドキュメントなのか?
チラシとタイトルで、コメディタッチのほんわかする映画だろうと踏んで観た。

想像と違った。裏切られた。しかも良い方に。

ある家族が、自分の母親が施設で虐待を受けているかも知れないので、調査してほしいと興信所に依頼。
興信所は施設に調査員を送るべく、80代の老人を求人する。

採用が決まったセルヒオ83歳は最近、妻に先立たれ少しつまらない時間を過ごしていた。

スマホの使い方、スパイカメラの使い方、暗号で話す。
セルヒオは精一杯これをこなそうとする。

紳士なセルヒオは施設で一躍人気者に。
注目される存在になってしまったが、任務はしっかりとこなしていく。

セルヒオの人柄が全面に出ていて、ほのぼのとしてきます。

そんなことを観せられていくうちに、老人のこと、施設のこと、家族との距離、観客は様々自分の身の回りと重ね合わせることになると思う。

もちろん、施設の老人たちに演技してほしいなどと頼めるはずもないだろう。まさにノンフィクション。

施設内の事実を見せつけられる。
これを私たちはどう処理すれば良いでしょうか。

私は今現在お袋の介護をみていますが、施設に入ることになると、、。
この先、自分自身が施設に入ることになったら、、。

二つの想いで観ていました。

皆さんはこの映画、どういった感情で観ますか?

⚫️東川哲也 official web site
http://asone-labo.com

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