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大衆演劇

図らずも昨日のNoteの続きのような記事になる。朝、いつものように目的もなしにスマホを眺めていた。Googleは僕に興味がありそうな記事を提供してくれる。そこには大衆演劇に関する記事があった。

あ、この人、猿之助みたい。顔がそっくりに見えたのだ。

以前から大衆演劇を見てみたいと思っていた。歌舞伎は趣味のひとつと言っていいほど見ている。贔屓は澤瀉屋。猿之助は大衆演劇寄りの演出をすることが度々あった。歌舞伎でそうすることは僕はあまり好きではなかったが、僕が贔屓にしている猿之助が大衆演劇に興味を持っているのなら、きっと何かがあるに違いない。そう思っていた。そう思いながらも、実際に大衆演劇を見ることは今日までなかった。

記事によると、歌舞伎町に大衆演劇専用の劇場があるらしい。今日はなにも予定がない。最初の一歩のハードルは高いが、ここで行動に起こさなかったら次のチャンスはいつになるかわからない。そう思って劇場に足を運んだ。

当然チケットは持っていない。当日券はあるのだろうか?どうやって買えばいいのだろうか?わからないことだらけだった。

開場は開演の1時間前。当日券は問題なく買えた。チケットは2500円。ずいぶんと安い。自由席でどこでも座っていいらしい。

開演20分前の前座トーク。正直、あ、このノリちょっと無理かもと思った。

一部は芝居。理不尽な目に合うが半沢直樹的などんでん返しにあい最後はすっきりという内容。その場のノリ的なところもあって面白い。泣かせるところは泣かせる。

二部は踊り。だが、その途中の休憩時間もトークあり。座長登場。口上といったところ?踊りはなんと15曲。女形のあの微笑み。流し目。尊いとはこのことか。惹きつけられる。役者も衣装も次々と変わり、楽しませてくれる。

猿之助が大衆演劇の要素を取り入れている理由はこれかと思った。どうやって僕たち客を楽しませるか。それしか考えていないのだ。うーん、好きかもしれない、大衆演劇。

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