身近なもの
年始以降、週末に出かけるということをしていなかった。さすがに毎週末グタグタしていたらダメな人になってしまいそう。
あるブログで、「近所の美術館、博物館をブラブラしてみた」という記事を読んで、僕も近所をブラブラしてみるかという気になった。こんなふうに誰かのヒントになれるNoteに僕もなりたいものだと思った。
グーグルマップで行きたい場所をいくつかピックアップ。なんとか記念館みたいなところに行った。
その人はこの土地で農業を発展させた人らしい。懸命に農業の未来を考え、健全で誰もがしあわせになれる仕組み作りを構築していく。その人のまわりには人が集まる。
そして、出る杭は打たれる。
健全な社会を作ってしまうと、健全ではない場所で暮らしていた人たちは面白くない。居場所がなくなることに危機感を覚える人もいる。そんな人達が反撃の機会を狙って、嫌疑をかける。
裁判にかけられ、月日は流れた。人々の生活はすさんだ。元に戻ってしまったのだ。
失望したその人は自害した。
自害したときの刀も残っており、それはとてもきれいだった。これで自分の腹を掻っ捌いた人が確かにいたのだ。なんとも言えない気分だった。
僕は今まで美術館や博物館は旅先で訪問することが多い場所だった。せっかくだから行ってみようと。でも、近所にもこんなに勉強になる場所が多くあるのだ。
身近なものを大切にしようと思った。
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