新しいことに興味が持てた一年であった

今年は例年になく新しいことに興味が持てた一年だったと思う。

着物

まさか僕が着物を着ることになろうとは思ってもみなかった。なにげなしに入った一軒のお店。ここは何屋さんなのだろう？と不思議に思ったお店だった。

「よかったら着てみませんか？」の一言がきっかけだった。はじめて袖を通した着物。僕は着物に対して興味がなかったわけではなく、きっかけがなかっただけなのだ。

それからは色んな着物屋さんを見て回った。買い漁るということはしなかった。正解だった。なんだかんだと着物はお高いので無理せず楽しむということがよいのだろう。

ステッチ

刺繍。これも着物から派生した興味ごとだった。半襟を自分で縫ってみたかった。そしたら針と糸を使うことが意外と楽しかった。

ステッチ自体は一時的に興味を持っただけで今はやっていないけど、ちょっとした綻びくらいは自分でお直しするというのは普通のこととなった。はじめてのユザワヤも楽しかった。

焼き菓子

甘いものは好きでケーキ屋さんとか和菓子屋さんに行くことはよくある。今年ハマったのは焼き菓子だった。意外と添加物を使っているものは少なく、どこのお店でも添加物、保存料なしが多かったから安心して変えた。

ケーキ屋さんの片隅で。道の駅で。お土産売り場で。うちの近くに焼き菓子専門店がオープンしたばかりでここに行くのも楽しみだったりする。

鉄道

僕は旅に出ても観光地を巡るということはあまりない。電車に乗り景色を眺めていることが好きだ。そのことに気がついたのは今年のこと。わざわざ度に出なくても日帰り範囲で乗ったことのない路線はたくさんある。

鉄道地図ノートという乗った路線を塗りつぶしていく本を買った。今まで乗ったことのある路線を乗りつぶしてみたが、塗りつぶせたのはほんのわずかだった。

特急、ローカル線をメインに来年以降も攻めてみたいと思う。

サウナ

これは一昨日のこと。サウナがブームになっていることは知っていたし、ドラマも見ていたのだが、どこか他人事だった。

年末の疲れを癒やすために近所の温泉を訪れた。そこにはサウナがあることを知っていたから、僕は事前に「正しいサウナの入り方」を調べてから挑んだ。

するとどうだろ。サウナ一回目にして整ったのだ。いや、あれが整うということかどうかはわからないが、休憩中に体がふんわりとして意識が持っていかれそうになった。このままどこかに飛んでいってしまいたい。などと怪しげな感覚に陥った。

合法的にあのような体験が出来るのならハマらないわけにはいかないだろう。違法な体験はもちろん知らないのだけれど。

これほどまでに新しいことに興味が持てた一年はなかった。知識としては知っているけど体験をしたことがなかったこと。僕のまわりに存在はしていたが、関わりを持たなかったことに関われたこと。

知らなかったことを知るというのは非常に楽しいことなのだと改めて思った。