一周して、やっぱり悪いヤツ

調整役ってのはつらいですなぁ。誰かと誰かの間にはさまれて好き勝手なこといいやがるやつらばかり。

特に年寄りな。すぐにカッとなるヤツが多すぎる。短絡的だな。余裕がないんだろうな。世界がせまいんだろうな。

大人の余裕、懐の広さ、思いやる気持ちっていうのは必要ですな。

僕だってさ、言いたいことはあるさ。メールで反論するときなんかもそう。いやみの一言でもいってやらなきゃ気がすまないと思って、そういうメールをダラダラ書くわけさ。

書いたメールを見て「これなら相手の心を傷つけることができるだろう(ニヤリ)」と思うわけさ。もう、完全にイヤミの神様に取り憑かれているわけ。

でも一方で「冷静にならなきゃ、大人にならなきゃ」と思う自分がいるわけ。んで、そのメールを添削するわけさ。何度も何度も。

イヤミな部分は全て消して、「一方的に僕が悪かった、あなたの言っていることが100%正しい。僕は本当にダメな人間です。ごめんなさい」っていうメールにしてみるわけ。

笑えてくるんだよね。全てが創作。微塵もそんなこと思っていないメールを送りつけようとしている僕。一周して、やっぱり性格が悪いわけよ。

「今回はお役に立てず大変申し訳ございませんでした」

過去形にしちゃうわけ。僕じゃ役に立たないだろうから、あとはあなたの方で処理してねって感じで。

「僕は手を引くから、あとはあなたの方で勝手にどうぞ」

訳すとこういうことね。

土下座している人間の頭をさらに踏みつける人間はそうそういないから、僕の勝ちなわけ。

こういうのを逃げるが勝ちっていうんだろうね。

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