花の祝福
残すところラスト1日となりました。少しこの絵について書いてみようかと思います。
「花の祝福」
制作年 2020
使用画材 鉛筆、透明水彩、水彩色鉛筆、竹串、木製パネル、水彩紙
作品サイズ 300×300mm
一見、母と子の幸せそうな雰囲気いっぱいの作品ですが、実はこの絵にはもう1人の登場人物がいる設定です。
2人の背後にある両手の持ち主です。この人は、子を抱いている女性のお母さんなのです。
母によって産み落とされた子が、また母になる。その過程での母から子に対する愛情や、その行き過ぎた愛情からくる強い干渉や束縛の流れが、母の手の平から咲き乱れ零れていきます。とはいえ、最終的にはハッピーエンドです。
よかれと思っての母からの愛情に苦しんでいた女性が、我が子によって救われ、首に巻きついていた束縛の黒いバラの枷が外れていく。
あんたの人生はあんただけのもんやで。そんな作品です。
全ての花の種類、配置には意味があります。
ユーカリ、スイセン、カーネーション、ヤマホタルブクロ、バラ(黒)、カタバミ
コスモス、カランコエ、コチョウラン、イチゴ、カタバミ
→の順に誕生から成長していく中で母が子へ向ける感情を表しました。花言葉が鍵です。あえてここには書きません。
あくまで祝福の絵として、見た人があったかいような気持ちになれればそれで良いと思います。
特にこだわった所は手の平と花の配置かな。この手の平、リボンも含めた咲き溢れる花達のシルエット。実はある物を象徴しています。
何かは内緒。
総括すると、みんな好きに楽しく生きてくれ。
わいはそうしてるぜ!