要注意!「数寄屋橋交差点の罠」

今日は日比谷公園で散歩をした後、銀ブラしていました。
まさに、数寄屋橋交差点の渡ろうとして、信号待ちをしていた時の出来事です。
電通通りを新橋方向から走ってきた車が警察に「パクられた」瞬間を目撃しました。
その車(プリウス)は都バス真後ろにつけていて、都バスが右折した流れで、後追うように右折をしていきました。
すると、数寄屋橋交差点(車から見て向かって左側)にある交番からマイクで
「右折できませんよ!」
パトカーではなく、スタンバイしていた、自転車に乗った2人組の警察官がプリウスに急行しました。(パトカーじゃないのかよ!?)
改めて交差点の標識を見ると、確かに「右折禁止」でしたどうやら都バスは例外のようです。
でも、そりゃ知らないって。普通。
てか、警察がスタンバイしているってことは、交通ルール違反頻出場所ですってことですよね!?
とはいえ、これは、誤りを犯してしまいますよ、誰もが。
直進しようがない。
ちょっとプリウス運転手に同情しました。
【2時間後】
もう一度、数寄屋橋の交差点で信号待ちをしていたところです。
まさかですが、2時間前と全く同じ光景が繰り返されました。
同じ都バス&同じ車種(プリウス)。唯一違うのは、
自転車の警察官がスタンバイしていなかったので、プリウスが逃げ切れた
と言う点だけです笑

同じ日で2/2ですが、確率100%で同じ現象(交通ルール違反)が起こっている。
「集団同調バイアス」ってマジであるんだなって感じました。
つまり、「周りがやっているから大丈夫だろう」と自分で確認せずに「脳死で」行動してしまうやつです。
赤信号、みんなで渡れば怖くないもこの類でしょうか。
ただとはいえ、再現性がありすぎるので、現場検証に行きました笑
道路には確かに「直進のみ」のマークがついていましたし、交差点の50メートル手前のオレンジの車線変更禁止線の前に標識もしっかり出ておりました。
ということは、完全に運転手の不注意ということになります。
ただ、やってしまいますよね!?これは。
交通ルール違反を起こすべくして起こしている。そんな事象のように感じました。
「集団同調バイアス」だけじゃなくて、「権威的なものに盲目的に従ってしまう」という類のものも働いてたように思います。
つまり、誰もが「最も法令を遵守している」と思いこんでいる、都バスが右折をしている。「そりゃ当然、右折オッケーだよね!」って普通思いますよね!?地面なんて見ないっすよ。目の前で都バスが右ウインカー出しているんですから。脳死で倣いますよってなってしまいますよね?ってことです。

で、こういった事に意識が及ぶようになっているのは、昨日も紹介した、「ファストアンドスロー」という行動経済学の書籍を読んだからです。それ以外考えられません。
あるいは人間ドックで「コンタクトリスク」を把握したから。それらに対するアンテナが立ちまくってたからです。
たしかに、それを知ってたって、同じプリウスドライバーの立場だったら、
「右折をしないで冷静に直進をしていたのか?」
と問われると、分かりません。
ただ、知識を得ることで、
こういった可能性がある。ということに意識を向けられるのか?どうか。
それによって、ぐっと耐えて一瞬でも「ちょっと待てよ?」って思えるかどうか?で人生が変わるように気がするんですよね。
もし、こういったことを知らなかったら、
この瞬間を見て何にも思わないでしょうし、完全に他人事で処理。実質スルー、自分には関係ないって思ってしまう。
ある種の「正常性バイアス」に侵されてしまうのではないしょうか。
僕はこのことを忘れないように、「集団同調バイアス」「数寄屋橋交差点の罠」と名付け、タグ化しました。

さらに、この周辺を知りたくなって、
さいとうたかお「サバイバル」
ニコラス・タレブ「ブラックスワン」
を読み始めました。
都内の道路には、「都バスの専用レーン」があったり、都バスだけオッケーなルールなどがちょいちょいあるようなので、皆さんもこれを機会にほんのちょっとだけ、ご留意いただければと思います。
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 中田雅之

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