ハッタリの効用

令和元年皐月18日 毎日ARUYO通信第273回
ハッタリの効用
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先日のブログで、時に、極端な行動や発言。あるいは思考が大事なんじゃないか?
ということを書きましたが、極端どころか、ハッタリの効用ってのがやっぱりあるようです。

例えば、稲盛和夫さんは未来進行形と仰っていましたが、ハッタリです。(僭越で申し訳ありません)
創業して間もない頃の京セラは、大企業からは相手にしてもらうことが出来なかった。大企業との取引は大企業同士で行われていたので、普通の仕事をしていたら絶対チャンスは回ってこない。
そこで、大企業が手を出さないような難しい案件を敢えて取りに行っていたそうです。
お客さんから聞かれたら、出来るかどうか?も分からないのに、
「できます!」
と答え、そこからどうするのか?を考えていたそうです。でも、その結果、
全てを形にして、納品をしていった。そこで作り上げた技術が京セラを作っていたそうです。
ハッタリがハッタリではなくなることがあるようです。
あるいは、中日の黄金期を支えた井端選手は、嘘からチャンスを掴んだそうです。
星野監督から、対戦相手のジャイアンツ高橋尚成と、「大学時代に当たったことはあるのか?」
と聞かれ
「5割は打ってました」
とんでもないハッタリをかまして、代打のチャンスをもらい、実際に結果を出し、そこからレギュラーの座を奪ったそうです。
詳細はこちら。
ネルソン・マンデラさんは、
勇敢なふりをすること。
勇敢に見える行動をすること。
そのように行動することが勇気の証となる

と言っていました。
具体的には、例えば、刑務所に収監されていた時に、看守が間違っていることをしてきたときに、内心ビビりまくっているけど、それの気持ちを乗り越えて抵抗したそうです。そういったいくつも行動によって、彼は勇気ある人と言われるようになったそうっです。

ハッタリでも極端な発言でも何でもいいから、大きなことを言ってみる。
やってみる。
そのハッタリ具合が大きければ大きいほど、それを実現するにはどうしたらいいのか?
真剣に考えるようになるから、結果が出るようになるのではないか。

振り返ってみれば、電通時代も何も裏取りもせずに、出来るかどうか?も分からないハッタリをクライアントに言って、後から「どうするのか?」ってやったことが何度かあったような気がします笑

尊敬する先輩は、こんなハッタリや極端な発言が本当に実現する現象を、金メッキ理論と仰っていました。
最初はハッタリ。嘘っぱちでも良い。それを繰り返していたら、いずれ出来るようになっている。最初は、金メッキでスタートしても、いずれ本物の金に変わる瞬間が来るからって。
将棋の歩も戦闘重ね、生き残って敵陣に入ればに変わりますね。

ハッタリから、実際にチャンスが生まれることがあるようですから、
時にハッタリもかましながら、極端に行こうと思うのです笑
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極端な発言、もっと言うと、ハッタリには効用がある。
そのハッタリが大きければ大きいほど、その実際とのギャップを埋めようと行動する。
その結果、そのハッタリがハッタリがはなくなることが良くある。
それが金メッキ理論。
そこから生まれるチャンスを活かすのだ。


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