ビジネスもメンタルイメージを手に入れろ

令和元年水無月26日 毎日ARUYO通信第312回
ビジネスもメンタルイメージを手に入れろ
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昨日の続きです。
盲人セーラーの岩本さんのお話の中に、メンタルイメージというものがありました。

これも昨日書いた通りですが、
盲人の岩本さんにとっての空間把握
だと理解しております。
自分がいる環境をつぶさに歩き、触ることで、どこに何があるのか?を把握する。その過程において、その環境にあるもの、例えば、机にぶつかったり、階段に頭をぶつけたり、椅子に躓いて転んだりなど、体を傷つけることもあるそうです。しかし、それが一度メンタルイメージとして頭に叩き込まれると、二度とそのようなことは起きないそうです。
逆に目が見える、我々のような健常者は、自分の知っている空間でも、机にぶつかってしまったり、弁慶の泣き所を打ってしまったり、っていうことが度々ありますが…そういうことは一切起こらないそうです。
おそらくなのですが、
メンタルで完全に空間を把握している=脳内にオリジナル図面を作っているそんな感じなのかな?と想像しております。
このメンタルイメージを作っていく過程の話を聞いた時に、
仕事にもメンタルイメージってあるんじゃないか?
仕事における、キャパシティと近いところがあるのではないか?
ってそんなことを思ったのです。

電通で働いていた時に度々、
「自分のキャパを自分で決めるな。潰れるくらい山ほど仕事をやれ!
そうすることによって、自分のキャパが広がっていくから。
筋トレと一緒で、どんどん負荷をかけてやらなきゃキャパ広がっていかないぞ!もし、潰れてしまったら、先輩が拾ってくれるから山ほどやれ!」
って言われていました。
やったことのない仕事もやったことある仕事も同時に、大量にやる。やったことのない物量を、同時にやるのですから、その過程で、揉めることや時に失敗も、傷つくことも山ほどあります。
だけど、それを乗り越えた先に新しい世界が見えてくる。
一旦、それができるようになると、キャパが拡大している。メンタルイメージが出来上がっているから、その量が出来るようになってしまうんですよね。不思議なものです。
当時は必死で、本当に朝からミッドナイトまで一食もできないなんてこともありましたし、めちゃくちゃ大変でした。
でも、喉元過ぎれば…ってやつで、今から振り返ってみれば、
あの経験があるから、今がある。
あの経験があるから、これぐらいの仕事はいけるっしょ!?
といった経験則が生まれる、感覚野の拡張が起きるんですよね。
皆さんもきっと経験があると思うのです。
こういた経験を通して、自分の仕事の行動範囲が分かるようになる
これって、まさにメンタルイメージ似ているな
ってを思ったのです。
私自身、全盲ではありませんし、彼の仰っている、メンタルイメージがこれと同義かどうか?は分からないんですけれども、
どんな分野においても、
自分の感覚野を広げていく=メンタルイメージを持つためには、一定の負荷が不可欠なんだと思うのです。
もちろん、質も大事なんですけれども、
大量行動の先にしか身につけることが出来ないもの、見えることが出来ないものってのがきっとあるのだと思うのです。
徹底行動あるのみなのです。
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メンタルイメージは仕事にもあるのではないか?
それを手に入れる過程で、沢山傷つくこともあるが、一度身につけると決して忘れることはない。仕事においては圧倒的にキャパシティが拡がる。感覚野が拡張するのだ。
それを手に入れるには、大量行動しかない。
大量行動の先にしか、身につけることが出来ないものがあるのだ。



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