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自宅で死ぬ(看取る)を考える  その②揺れる

家にお医者さんや看護師さん、薬剤師さん達が来てくれる。結構メジャーになってきたかな?

皆さん、アンサングシンデレラ(石原さとみさんの病院薬剤師のドラマです)の在宅医療編をご覧になりましたか?薬剤師さんならもっと違う薬の選択肢を提案して痛みの緩和を提案できるんちゃうん?とか、在宅の先生達って白衣あんま着てへんでー。とかいうツッコミをしながら観てましたが、おうちで最期まで過ごしたいって望まれた場合、ドラマのように、在宅の先生たち、看護師さん達、そして薬剤師さん達とても連携してくださり、病院と遜色ないような対応をしてくれます。

むしろ、家で好きな人達に囲まれて、好きなものに囲まれて好きなものを食べてということは病院ではなかなか出来ない。新型コロナの影響で、今病院に入院すると、ほとんどの病院が面会制限があって面会できない。死に目に会えなかったと嘆かれる家族も多い。それもあってか、自宅で死にたいと望む人、最期までみたいっていう人、家族がじわじわと増えている気がする。(あくまでもうちの仕事の中で)なので、訪問看護が併設のうちのケアマネ事業所はガン末期と言われる利用者さん達が多い。

なので、会って数回でお亡くなりになるとか、緩和ケア病棟に入られるとかすごく多い。1日で4人お亡くなりになった時はさすがに心が揺れてしまったけど。

在宅で過ごすと決める本人や家族達。

すごい気持ちも揺れる。揺れない人はいない。

この揺れにこそどう関わっていくかが大切。

痛い、辛い、しんどい、不安。この選択肢でよいのか?むっちゃ悩まれる。当然のこと。

その揺れにつきあえるかどうか。ここはケアマネの出番だったりする。

先生にこう言われてる。看護師さんにこう言われてる。薬剤師さんにこう言われてる。って専門職の人達から言われると、不安が強くなることもままある。その揺れに、一緒になって揺れまくるのはあかんけど、そうして揺れてる気持ちをキャッチして、柔らかい言葉で置き換えてみてつたえたり、感情を吐き出して貰えると、すごく楽になるって言われる事が多い。

もちろん、医師や看護師、薬剤師さん達、介護サービスの人達とは状況や本人達の不安とかをしっかりと共有しておく。いかにチーム内をみえるようにしておき、その時々で、チーム内で強弱をつけながら本人や家族と伴走できるかって事が大事なのかな?っていつも思ってる。







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