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起業家の声を聞く!〜コロナ禍で直面した課題とは〜

こんにちは!NPO法人ARUN Seedでインターンをしている大学3年生の島本理央です。
3月も最終日となってしまいましたね...! 桜も徐々に咲き始めていて、本格的に春の訪れを感じています。

さて、今回は昨今のコロナ禍で途上国の社会起業家が直面した課題や、ARUNに寄せられた声を紹介したいと思います。コロナ禍での事業運営に関する、社会起業家の率直な想いをお届けできたらと思います!

起業家対象のアンケートを実施

ARUNは昨年末、途上国の社会起業家を対象にコロナ禍における事業に関してアンケートを実施しました。起業家がコロナ禍で受けた影響、抱えている課題、そして必要とする支援を把握することを目的に、回答を募集しました。
その結果、25カ国、37社からの回答を得ることができました。

回答から見えた起業家の現状とは

まず新型コロナウイルス感染症が事業運営にどのような影響を及ぼしたかという質問に対し、一番多かった回答は「渡航制限による事業の制限」、その次に多かったのが「資金調達が困難になった」でした。

一方で、新型コロナが事業にポジティブ、またはネガティブどちらの影響を及ぼしたかを聞いた質問では、半数以上の起業家が「どちらの影響も受けた」と回答していました。これはITや教育の分野で事業を行う企業では、オンライン化の推進によって事業にプラスの影響があったことが原因だと思われます。

そして全体の60%の起業家が「ビジネスモデルに変更があった」と回答しており、さらに全体の70%にものぼる起業家が「より多くの、または新しい製品やサービスの提供を始めた」と答えていました。ここから、コロナ禍でビジネスに変更を加え、顧客に寄り添ったサービスを追い求める起業家の姿勢が垣間見れるのではないでしょうか。

また必要とする支援については、80%以上の起業家が「資金面でのサポート」と回答しており、コロナ禍で事業を継続することの難しさが感じられました。

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起業家の声:ミャンマーから

アンケートの回答で最も印象的だったのは、ミャンマーのある起業家からの声でした。

「コロナに加えクーデターの影響で、ミャンマーのソーシャルビジネスは瀕死状態にある。私たちはなんとか生き残ろうとしている」

昨年2月に始まったミャンマー国内でのクーデターにより、事業の継続が困難になったことを物語る衝撃的な回答でした。このように現地の起業家から現状を聞くことができたことに、このアンケートを実施した意味があったのだと実感しました。

ARUNにできること

ARUNに求めることを聞いた質問への回答で多かったのは、「投資家や他の起業家との交流の場」でした。特に半数以上の起業家が「起業家同士のネットワーク」に、そして20%以上の起業家が「ビジネスコンテストへの参加」に関心を示していました。起業家同士が互いの持つ知識や情報を交換する機会や、起業家の事業に興味を持つ投資家との交流を求めていることがわかりました。

この結果を踏まえ、現在ARUNは途上国の社会起業家を対象としたビジネスコンテストの開催や、起業家のニーズを汲んだ新たな支援の準備を進めています。

今回実施したアンケートのように、起業家から生の声を聞くことができるのがARUNの魅力だと考えています。こうした起業家とのつながりを活かし、今後も途上国で事業を展開する社会起業家を応援する活動を続けていきます!

このようなARUNの活動に少しでも興味を持っていただけた方は、是非SNSやホームページをご覧ください!また、私達と一緒に活動していただける方も募集しています!


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ここまで読んでくださり、ありがとうございます!次回の投稿は4/7(木)です!
それでは、次回の記事を楽しみにしていてください〜!

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