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教育系記事まとめ

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教育に関して自分なりの考えや、思ったことを書いていきます。 自分が今の教育に関して正直に思ったことを書きますので、もし、違う意見等ありましたらコメントいただけるとありがたいです。…
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#教員

教師がハッピーに働く方法を起業家が考えてみた

今日は「教師がハッピーに働く方法を起業家が考えてみた」というテーマでお話をします。公務員から起業家になって5か月、働き方によって人生の幸福度は大きく変わることが分かりました。教員が選ばれない時代、どんな働き方が先生をハッピーにするのか研究することは大きな価値があります。 1.起業家の一日と比べて 朝、息子と散歩をしながら保育園に行きます。午前中はカフェで仕事をしてお昼は家で食べます。単調な作業はピットブルのGive Me Everythingを爆音で流しながらやっつけます

Canvaで学級活動・授業をちょっとデジタル化【アップデート】

学級担任をしていると,掲示物の作成に時間がかかったり,その掲示物を作成するための材料を集めてこなければならないなど,活動の前の準備には時間と労力がかかります。 わたしは,今まで画用紙を用意して,字が綺麗な子に清書してもらって,学級のや班のポスターを作成していました。しかし,準備の時間がかかりすぎていることに気がつき,もっと効率的にいい方法がないか探していました。 そこで「Canvaを使用してみよう!」と思い,学級活動の中に取り入れていきました。 班ポスターの作成班ポスタ

20代小学校教員のリアルな給料事情紹介!【重要な手取り編】

これから教員になりたいという人は気になること。 これから年数を重ね,どのくらい給料が上がるの気になる。 そんな人に向けてリアルな給料事情を公開します。 ▼ こちらにもまとめてあります。ぜひ! 教員の給料の決まり方地方公務員法第25条によると,教員の給料は,『給料表』によるということです。 そして基本的には,教員の年収は各自治体の教育職給料表によって決まります。 この教育職給料表は自治体によって多少の差があるようです。例えば東京都だと, 職務の級というのは『役職』のこ

20代小学校教員のリアルな給料事情紹介!【総収入編】

これから教員になりたいという人は気になること。 これから年数を重ね,どのくらい給料が上がるの気になる。 そんな人に向けてリアルな給料事情を公開します。 https://arunosuke.com/1579/ 教員の給料の決まり方地方公務員法第25条によると,教員の給料は,『給料表』によるということです。 そして基本的には,教員の年収は各自治体の教育職給料表によって決まります。 この教育職給料表は自治体によって多少の差があるようです。例えば東京都だと, 職務の級という

夏休み明けの課題チェックを児童生徒に任せる

さて夏休みが明けると,夏休み前に児童生徒に出した課題のチェックが待ち受けています。これが本当に大変。なんとか簡単に ”出した・出していない” がわかる方法がないか考えた結果,タブレットを用いることで容易にチェックすることができました。今回はそんな方法を紹介します。 事前の準備Googleフォームの作成 Googleのアカウントがなくても並び替えができるように,Googleフォームのはじめに,対象のクラスの名簿を作成しておき,児童生徒が自分で選択できるようにしておきましょう

私たちはただ、淡々と教育をする。

こんばんは。特別支援学級教員13年目のMr.チキンです。一週間が終わりました。暑い日が続いていますね。 今日は、社会で悲しいことや、困難なことがあったとき、私たち教員にできることについて話したいと思います。 学校教育は民主主義のためにある 世界や社会におけるさまざまな悲しいニュースを見て、気持ちが滅入りそうになることがあります。そこにあるのは、無力感です。 教員は絶大な権力があるわけでも、直接命を救うことのできる特殊な能力があるわけでもありません。私たち教員は、ただ教員な

あなたはどんな教員ですか?

「あなたはどんな教員ですか?」という質問をされたときに、どのように返答をしますか? ・子どもに一生懸命関わる教員です ・学級経営に全力を注いでいる教員です ・部活と授業との両立に困っている教員です ・時間外勤務時間が長くなってしまっている教員です このように「あなたはどんな教員ですか?」という質問をしたとき、教員によって答える内容は異なることでしょう。 つまり、教員だって‘’いろいろな考えを持った人がいる‘’ということ、そして‘’それぞれに悩みを抱えていること‘’という

学校に残りたがる教員と早く帰りたがる教員

複数の学校で勤務すると,大体その地域の学校の特性のようなものがわかってきます。 例えば,慣習としてなかなか止めることができない活動があることや,無駄に体裁を整えようとするなど,地域によって良くも悪くも特性があります。 そして,今の勤務地域の学校で驚きなのが『学校に残りたがる教員』が一定数いるということです。 わたしも含め,『早く帰りたがる教員』はなんとなくわかります。しかし,なぜ学校に残りたがるのか疑問に思います。 とくに初任者の指導担当がこの『学校に残りたがる教員』だと大

初任者は授業数を半分にすべき

わたしが初任者の時には担任ではありませんでした。 さらに,教科担任は横持ちであったため,同じ授業内容を繰り返すことができたので,自分の中でだんたんと発問の仕方などを試したり,変更したりすることができました。 しかし,特に小学校で担任を持っている教員は,週あたりの時数は28〜30時間であることが多いなど、毎日の授業をこなすだけで非常に大変です。企業で言えば、いきなり入社してすぐ、「自社の製品の営業に行ってこい!」と放り出されるようなものです。できなくて当然なのに、できないと責

教員の働き方が変わる裁判

田中まさおさん(埼玉県の小学校教諭)が教員の働き方に関して訴訟をおこし,大きな波紋を呼んだ。 そして3月10日に控訴審第1回口頭弁論が東京高裁で開かれた。 「教員に自主的労働を求めることは『強制労働』」 と言う発言。 まさに教員の働き方の本質を捉えた発言。 令和3年度 教育委員会における学校の働き方改革のための取組状況調査では,教員の時間外労働の実態が明らかとなった。働いている身として感じることは「もっと長いでしょ…」ということ。 過小評価とも見れる結果ですら,中学校

目的と手段について

以前このような記事を書きました。 教育の中で目的と手段が混在しているということです。 改めて自分の学校での活動を振り返ってみると,「確かに混在しているな」と感じることや,「手段が目的の位置に来ている指導だな」と感じることもあります。 しかし,それ以上に面白いと感じたのは,目的と手段は混在する瞬間があるということです。それは,児童生徒が成長している瞬間です。 この画像をみると,目的と手段がどんどん変わっていく瞬間があることがわかると思います。 したがって,我々教員は,目

【朗報】午後4時半下校で教員の負担削減へ

本日2022年2月2日にこんな記事が出ました。 岐阜県の下呂市で午後4時半には生徒を必ず下校させるようにして,教師の負担を減らそうとする働きです。 この働き方に関しては,「やっとまともに動いてくれる市町村がでてきてくれたんだな」と感心すると共に,「部活動はやる気でいるんだ…」など変わってこない部分もはっきりとした印象でした。 しかし,忘れてはいけないのは,4時半まで生徒がいることによって,その後に教材研究や校務分掌等の仕事がやってくるということです。 下呂市の勤務時間の

教育に効率化を求めるべきだ

中学校の先生は本当に忙しいです。 わたしは中学校でしか勤務したことはありませんから、他の校種とは比較はできませんが、中学校の先生の勤務時間は『中途半端な空き時間が多いことによって、結果として帰る時間が遅くなる』という印象です。1日の中で1コマだけ授業が空いている、いわゆる ”空きコマ” があったとしても、生徒指導が大変な学校であれば、廊下で飛び出したり、暴力沙汰を起こさないか監視役をやらされるなど、結局空きコマが消えるということが多々あります。さらに、下校や生徒の帰宅後のトラ

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たったこれだけ!学級経営で大事にしていること

担任になると日々の授業だけでなく、学級経営も大事と言われ大変ではないでしょうか。 学級が落ち着いていると授業に向かう姿勢ができるので、授業もやりやすくなります。 必然的に学級経営は切っても切り離せないほど大事なのです。 しかし、学級経営がいくら大事と言われても、具体的に何をしていいのかがわかりにくいところがあります。 だからこそ、『学級担任の色が出る』なんて言われたりもします。 そんな学級経営の中で、私が大事にしていることはたった1つです。 それは、 周りに迷惑