マガジンのカバー画像

教育系記事まとめ

224
教育に関して自分なりの考えや、思ったことを書いていきます。 自分が今の教育に関して正直に思ったことを書きますので、もし、違う意見等ありましたらコメントいただけるとありがたいです。…
運営しているクリエイター

#中学校

学級経営で大切なルール作りの方法

学級の中でルールを作ることありますよね。より良くなるためのルールであったり、現状うまく行っていないことに対してルールを作って守ったりなど、学校・学級には大小様々なルールが存在しています。ルールについて考えることは学級経営をおこなっていると頻繁にあると思います。どこで線を引くといいのか、どこまで厳しくルールを作るといいのかなど、ルール作りを行う時に参考になればと思います。 ルール作りは学級経営において重要…だけど…わたしは「学級にルールなんて必要ない」と考える先生に出会ったこ

教員の仕事を効率よくこなす方法

できることは児童生徒に任せる先生が全てやってあげようとするから時間はどんどんとなくなっていきます。任せられることは、多少クオリティが下がってでも児童生徒に任せることで、先生自身の仕事の量を減らすことができ、さらに児童生徒の頑張りに気がつき、価値を広めていくことができるなどたくさんのメリットがあります。具体的にわたしが任せたことは、 学級目標のポスター作成 班ポスターの作成 座席表 予定の管理(急な変更はこの係に伝達) 給食のおかわりなど 宿題点検 プリント(さほ

学級の振り返りの質を上げるためには数値を活用しよう【Google フォーム活用】

学期ごとに自分達の成長を振り返る場面が学年で設定されていることがあります。また、そのような場面がなくとも、4月に語った ”学級担任の願いの確認” や、学級みんなで作った ”学級目標の達成状況の確認” は必要となってきます。 自分達の姿を振り返る時、課題は多く出すことができます。忘れ物が多い、挙手ができない、時間を守ることができていない、・・・。これらの課題を列挙して、実際課題を克服することができることは数少ないでしょうし、自分達の苦手とするところをずっと指摘し続けるというこ

20代小学校教員のリアルな給料事情紹介!【総収入編】

これから教員になりたいという人は気になること。 これから年数を重ね,どのくらい給料が上がるの気になる。 そんな人に向けてリアルな給料事情を公開します。 https://arunosuke.com/1579/ 教員の給料の決まり方地方公務員法第25条によると,教員の給料は,『給料表』によるということです。 そして基本的には,教員の年収は各自治体の教育職給料表によって決まります。 この教育職給料表は自治体によって多少の差があるようです。例えば東京都だと, 職務の級という

夏休み明けの課題チェックを児童生徒に任せる

さて夏休みが明けると,夏休み前に児童生徒に出した課題のチェックが待ち受けています。これが本当に大変。なんとか簡単に ”出した・出していない” がわかる方法がないか考えた結果,タブレットを用いることで容易にチェックすることができました。今回はそんな方法を紹介します。 事前の準備Googleフォームの作成 Googleのアカウントがなくても並び替えができるように,Googleフォームのはじめに,対象のクラスの名簿を作成しておき,児童生徒が自分で選択できるようにしておきましょう

目的と手段について

以前このような記事を書きました。 教育の中で目的と手段が混在しているということです。 改めて自分の学校での活動を振り返ってみると,「確かに混在しているな」と感じることや,「手段が目的の位置に来ている指導だな」と感じることもあります。 しかし,それ以上に面白いと感じたのは,目的と手段は混在する瞬間があるということです。それは,児童生徒が成長している瞬間です。 この画像をみると,目的と手段がどんどん変わっていく瞬間があることがわかると思います。 したがって,我々教員は,目

【朗報】午後4時半下校で教員の負担削減へ

本日2022年2月2日にこんな記事が出ました。 岐阜県の下呂市で午後4時半には生徒を必ず下校させるようにして,教師の負担を減らそうとする働きです。 この働き方に関しては,「やっとまともに動いてくれる市町村がでてきてくれたんだな」と感心すると共に,「部活動はやる気でいるんだ…」など変わってこない部分もはっきりとした印象でした。 しかし,忘れてはいけないのは,4時半まで生徒がいることによって,その後に教材研究や校務分掌等の仕事がやってくるということです。 下呂市の勤務時間の

教育に効率化を求めるべきだ

中学校の先生は本当に忙しいです。 わたしは中学校でしか勤務したことはありませんから、他の校種とは比較はできませんが、中学校の先生の勤務時間は『中途半端な空き時間が多いことによって、結果として帰る時間が遅くなる』という印象です。1日の中で1コマだけ授業が空いている、いわゆる ”空きコマ” があったとしても、生徒指導が大変な学校であれば、廊下で飛び出したり、暴力沙汰を起こさないか監視役をやらされるなど、結局空きコマが消えるということが多々あります。さらに、下校や生徒の帰宅後のトラ

有料
100

たったこれだけ!学級経営で大事にしていること

担任になると日々の授業だけでなく、学級経営も大事と言われ大変ではないでしょうか。 学級が落ち着いていると授業に向かう姿勢ができるので、授業もやりやすくなります。 必然的に学級経営は切っても切り離せないほど大事なのです。 しかし、学級経営がいくら大事と言われても、具体的に何をしていいのかがわかりにくいところがあります。 だからこそ、『学級担任の色が出る』なんて言われたりもします。 そんな学級経営の中で、私が大事にしていることはたった1つです。 それは、 周りに迷惑

校務分掌の”公平さ”ってなんだろう

学校にはたくさんの役割があります。 例えば、生徒会担当や進路指導担当、校務主任、学年主任、生徒指導担当、学習指導担当・・・など多岐にわたります。 これらを学校に勤務する職員で分担を行い、校務をはたしています。(会社なども同じだと思います…) 公務員ですので、給料は年功序列で同期であればほとんど給料に差がでないです。 このことからも分担される校務分掌は均等であるべきだと思います。 分掌の種類で給料が変動するなら均等でなくても構いませんが。 しかし、現実には、できる人

生徒指導について

最近の生徒指導案件は、学校での出来事でないことが増えてきたと自分の体験から感じている。 いわゆる教育難関校に勤務しているが、数年前までは学校の中で蹴ったり叩いたり暴言を吐いたりなどのことが多々あり、その度に生徒指導を行なってきた。 もちろん予防的な生徒指導も欠かさずにしていたが、家庭環境など子供自身が不安定なことが多く、どうしても絶えなかった。 しかし、最近になって規則をきちんと伝えたり、なぜそのルールが学校にあるのかを丁寧に確認していったところ、大きくその数は減少した

初任者はできるだけできないふりをしたほうがいい

 初任者の人は、学校での勤務が始まり4ヶ月が過ぎようとしています。  いきなり児童・生徒の中に放り出され毎日を忙しなく過ごしてきたことと思います。  もうすぐ夏休みです。もう一踏ん張り頑張りましょう。  さて、学校現場で働いていると ”一生懸命頑張っても、なんとなくやっても同じ” と感じてしまう瞬間はないですか?  自分は給料明細や昇給の時などに特に感じてしまいます。  ”長く勤めたものがえらい” という、いわゆる ”年功序列” が色濃く残っている公務員であるので仕

こんなご時世でも部活を最優先にしてしまう

 昨年度からコロナの影響で部活動改革が進んでいくと思いきや、なかなかコロナで持っても変化しない部活動の現状があります。  それどころか、私の勤務校では部活の時間を確保するために授業時間を1時間短縮するなどの時間割編成が行われたくらいです。  部活に関して基本的な考え方の大きな違いがあると感じました。  それは、「コロナ前の部活はよかった」という主張です。  「部活動なんて必要ない」「教員でなくて地域のクラブチームでやればいい」「家庭が大切で部活動をやっている余裕がない

生徒指導は積極的に

 中学校において生徒指導を行うことはたくさんあります。  ”生徒指導”と言うと、悪いイメージがありますが悪い生徒指導ばかりではないと思っています。 🔲 積極的な生徒指導  例えば予防的な生徒指導、そして積極的な生徒指導、治療的な生徒指導などたくさんの生徒指導があります。  特に積極的な生徒指導が私は大切だと思います。  予防的な生徒指導では、何かのトラブルを避けるための生徒指導であったり、ルールを徹底させるような指導をすることを想定していると思っています。  また