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10月16日:今週のアーユルヴェーダ養生

今週も引き続き季節の変わり目を
意識して過ごすのがよさそうです。

インドの暦では、
秋のナヴァラートリーの期間に入っています。
15日新月を起点としての9日間の祝祭です。

この期間は、
破壊の女神ドゥルガー
豊穣の女神ラクシュミー
叡智の女神サラスヴァティ
への祈りを捧げる期間とされています。

ナヴァラートリーは春と秋の
年2回やってきます。

インドでは
ヒンドゥー教の宗教儀式として行われるのですが、
丁度季節の変わり目にやってくる
ナヴァラートリーは
季節の変わり目に大切な
心と体をリセットして整えるための節目として
誰にとってもよい機会だと思います。

ナヴァラートリーについては
シータラーマさんのブログに詳しく解説されています。
秋のナヴァラートリ2023

今週は丸ごとナヴァラートリーの期間ですので、
心も体もリセットすることを念頭において
できるだけ心を落ち着ける静かな時間をとるように
ぜひ工夫して過ごしてみてください。

心と体のリセットには、
ここはやはりお白湯がお勧めです。
お白湯もメジャーになり
いろんなところで勧められています。

アーユルヴェーダに関するサイトでは、
お白湯の作り方や飲み方の指南が説明されています。
本格的にアーユルヴェーダを体験したい方は、
そういった記事を参考にして頂くとよいかもしれません。

そこまで興味のない方は、
ポットで沸かして保温しているお白湯をただ飲む
ということで全く構いません。

一日の中で、数回、
お茶でも、紅茶でも、コーヒーでもなく、
お白湯を飲む回数を設けてみる。
それだけです。

食事の前?後?食事中でもいい?
朝起きたら一番に飲むのがいい?
気になりますか?
そういうことも最初はあまり考えなくてよいです。

普段飲んでいるお茶やコーヒーなどの替わりに
お白湯を飲んでみる。
それだけです。

お白湯は味がなくシンプルな飲み物。
そのシンプルさが体もそして心もリセットしてくれます。

はじめは味のない飲み物に違和感があるかもしれません。
その違和感も自分自身の感覚に対するひとつの気づきになります。

お白湯を飲んだときにどんな感じがするかを
探ってみてください。
そして、しばらく飲み続けてみて
体に何か変化があるかどうかも
注意していてください。
シンプルな飲み物だからこそ、
どう感じたか、体がどう反応したかが
個人の個性として現れやすいという面もあるのです。

心や体の浄化を目指したい場合には、
飲んだお白湯が体の中にこびりついたもの
心にこびりついたものを
温かさで緩めて流し去っていく。
そんなイメージを思い浮かべながら
飲んでみるとよいと思います。
何も考えずに飲み干すのとでは、
違いがでるはずです。

季節の変わり目で、
ナヴァラートリーの最中の今週は
浄化を意識して
ぜひお白湯を飲むということに
チャレンジしてみてください。

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今、心揺さぶられる大きなニュースを
たくさん目にします。

ニュースを見たり聴いたりすることで
心が揺れて、落ち着きがなくなったり、
SNSを通した言葉の応酬を見るだけで
気持ちが落ち込んだりもするかもしれません。

心がワサワサするときは、
アップダウンする心の波を抑えて
フラットな状態に持っていくことが大切。

ワサワサする心、不安、心配。
それらは風のエネルギー・ヴァータが
強くなったときに起こると
アーユルヴェーダでは説明しています。

フラットな状態にするためには
強くなったヴァータを整える対策として
温かいものを摂ることが勧められています。

ここでも、
温かいお白湯はおススメです。

後は、温かいお風呂。
心がワサワサするときには、
ゆっくりと湯舟に浸かるのが良いようです。

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