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殺人犯はそこにいる 読書記録3
作品紹介
5人の少女が姿を消した。群馬と栃木の県境、半径10キロという狭いエリアで。同一犯による連続事件ではないのか? なぜ「足利事件」だけが“解決済み”なのか? 執念の取材は前代未聞の「冤罪事件」と野放しの「真犯人」、そして司法の闇を炙り出す――。新潮ドキュメント賞、日本推理作家協会賞受賞。日本中に衝撃を与え、「調査報道のバイブル」と絶賛された事件ノンフィクション。
要約
北関東連続幼女殺人事件は、栃木県足利市、群馬県太田市という隣接する2市で、4歳から8歳の5人の少女が誘拐または殺害されているという重大事件。
犯行は半径10キロという限定された地域で複数年おきに行われており、誘拐現場の大半がパチンコ店、そしてほとんどの遺体が河川敷で発見されるなど共通項は多いものの、犯人は未だに逮捕されていない。
一連の事件を同一犯による連続事件だと喝破した著者(清水潔)は「足利事件」冤罪の可能性を報じて菅家さんを釈放へ導くとともに、徹底した取材によって、ついに「真犯人」を炙り出した。
事件の時系列
1979年 栃木県足利市 福島万弥ちゃん 5歳 殺害
1984年 栃木県足利市 長谷部有美ちゃん 5歳 殺害
1987年 群馬県尾島町 大沢朋子ちゃん 8歳 殺害
1990年 栃木県足利市 松田真実ちゃん 4歳 殺害 ー「足利事件」
1996年 群馬県太田市 横山ゆかりちゃん 4歳 行方不明
引用:https://www.kinokuniya.co.jp/c/20140221094102.html
感想
・自分の頭で考えて物事を判断していくこと
報道されることや正しいと言われることを鵜呑みにしないようにしないといけない。
・自分の足を使って情報を集めて答えを導いていくこと
人からの伝聞だけでなく自分の目で見て判断する
・DNA型検証でも正しい結果を導けなかった
「完全に正しいものなど存在しない」ということを認識する。
ある一定の考えに信頼を寄せ、答え合わせのように物事を考えてはいけない。
・冤罪が起きた原因は、時効という縛りに対して各所からの圧力がかかり結果を残さなければいけないという焦りが影響していた
大切な何かを決断する時は、何かに追われて冷静な判断ができない状況ではなく、しっかりと時間をとって判断しないといけない。
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