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閉鎖的社会の縮図 オススメ漫画#2「少年のアビス」

こんにちは。
 今回オススメするのは、現在週刊ヤングジャンプで連載中の著者峰浪りょうさんの「少年のアビス」です。


出典:少年のアビス コミックス1巻より


 漫画好きな友達に勧められて読んでみましたが、精神的に病んでいるときに読むのはちょっとオススメできないマンガです。それほど、人間の醜い部分や田舎特有の周りの目がある閉鎖的社会からくる不満と言った人間の黒い部分がかなり多いからです。
 あらすじは、何もない町でこのまま普通に生き続けると思っていた高校生の黒瀬令児は、ある日街でアイドルの青江ナギと町のコンビニで出会います。そこから、令児の運命は大きく変わっていき周りを巻き込んで、日常が壊れていきます。
ざっとこんな感じです。
 主人公が田舎の小さな町という小さな社会から他の世界から異物、青江ナギを通じて自分の存在に疑問を持ち始めます。そのなかで、幼馴染や周りを囲む大人、教師、母親、そして異物を連れてきた謎の有名作家。皆が何かしらで町に縛られ、不満を持ち、歪んでいた。それが主人公の令児、青江ナギを通じて、吐露され解放された欲とともに暴走していきます。
 僕的には、このマンガほどではないですが、周りの目が気になる瞬間はかなり共感できます。多分、都会で生きてきた人以外は共感できる人物は、いるかもしれませんね。
 あと、全ての思いを晒した後に吹っ切れた登場人物の狂い方が最高に狂気的なのが魅力です。特に、柴ちゃん先生の登場してからの狂い方は、最高ですね。登場時は生徒と近い距離で接してくれるいい先生、その後は欲に忠実に行動し、主人公に執着するストーカー。しかも、自分は悪いことをしていると思っておらず、あくまで生徒だから助けるという考えで行動していると思っているので歯止めが効かないのが、これぞ悪意のない狂気って感じです。


出典:少年のアビス コミックス3巻より


 また、ストーリーもかなり深いものとなっていて、ミステリーチックなものでもあり、この現状をつくっている元凶がわかった時は鳥肌物です。一度読んだら、止まらなくなります。


 ここまでマンガの魅力について書いてみましたが、読むのにかなり精神を削られます。ただ、飲み込まれる物語は最高です。
 この劇薬マンガぜひ読んでみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
カフェで他人の独り言を隣で聞こえたくらいのテンション感で聞いていただければ幸いです。
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それでは、またお隣で。。。。


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