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読書感想文「秘島図鑑」

僕の「島が好き」第二弾!
地図を眺めていて、変わった島を見つけて、もっと知りたい!と思ったときにくわしくしることができるのがこの本です。
簡単にいくことができない島について書かれています

秘島図鑑
清水 浩史 著 河出書房新社
秘島とは日本の「超」孤島。無人島で交通手段もない厳選33の秘島から、今の日本が見えてくる! 島の忘れられた歴史から、国境問題・海洋資源の問題まで、本邦初の「行けない島」ガイド!

河出書房新社HPより

「秘島」とは本書の「はじめに」の中で次のように定義されています

・遠く離れたリモート感がある(絶海の遠隔感)
・孤島感がある(比較的小さな面積で周囲に陸地や島がない)
・もの言いたげなたたずまい(島の姿、形が個性的なもの)
・行けない、島へのアクセスがない(一般の公共交通機関がない)
・住民がいない(島に住所を有する人、住民票をおいている人がいない)
・知られざる歴史を秘めている(忘れてはいけない小さな島の物語)

どうです、ワクワクしませんか

紹介されている島はたとえばこんな島。

北硫黄島:日本一ワイルドな通学路があった。ある集落から隣の集落まで通うが、晴れの日は岩だらけの海岸を伝う「磯伝い通学」、雨の日は「急な山越え通学」だそうです。ぼくなら不登校になります。

中ノ鳥島:戦後まであることになってた。ある人が見つけたといって地図にも描き込んだけれども、結局見つからなかったのだそうです。

鳥島:アホウドリがいっぱいの島。漂流船もたくさん流れ着くところです。ようやく陸地についたらアホウドリしかいない、どんなきもちがしただろうな、と想像してしまいます。

沖大東島:昔、リン鉱石を採掘してた島。リン鉱石は掘りつくされ、そうでない部分が突起物のように残ってしまうのだそうです。
鬼ヶ島ぽい光景になるそうです。航空写真を見たら、不気味だ・・・。

続島:この島の近くで戦艦「陸奥」が沈没しました。その後処理をしたそうです。

八丈小島:「全国初の全島民完全移住」をしたとして有名になった島。

こんな島の物語を読んでいると、ぼくが住んでいる「島国日本」がとても面白いところのような気がしてきます。

なかなか行けないところばかりなので、頭の中でですが探検しています。
いつか本当にいきたいな。



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