50代・行政書士副業開業の記録(23)~相続相談から~
先日、ある高齢の方から相続・遺言に関する相談を受けた。亡き配偶者の相続登記もまだのようなので、司法書士さんへの案内を含めて説明していたのだが、こんなことばがでてきた。
「(自分の)こどもは全く(相続に)関心がないし、聞く耳もないから親である私が全部やりたい」
たしかに自分でやろうとすることはすばらしいし、手助けはできるだけさせてもらいたいと思う。ただ、こども(50歳代)は完全に当事者である。障害があるわけでもないし、定職を持って働いているようである。書類の確認や役所へ出向くことは高齢者にはキツイにきまっている。こういう場合に限ってあとから、(特にこども側から)「聞いていない」などとグダグダな事項になることも多い。注意せねばならない。なるべく、こどもを絡ませた方がよいのは言うまでもない。
いつまでもあると思うな親とカネ
どこかで聞いたようなフレーズだが、親に対して文句を言い、聞く耳がないのは、まだ甘えていられる状況・余裕があるからであろう。恥ずかしながら、これは私にもあてはまってきた痛い事実でもある。
普段からいかに教えておく、小さなケンカも含めたコミュニケーションが重要である。互いの考えがなんとなく分かっているかどうかが大きい。やはり接点が最大の相続対策である。
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