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原体験と信念が事業になった話


記事の目的

スタートアップでは、様々な場面で事業と創業者の原体験が注目されます。 採用にはかなり力を入れているのですが、その過程で大きく感じたことがありました。 「何をやっているか」も大切ですが、人は結局「なぜやるのか」に最も興味があるということです。
スタートアップ企業として、大きな社会課題の解決のためにレバレッジをかけて挑戦をしているわけですが、ふとこんな言葉を掛けられるタイミングがありました。 「久世さんは、なぜここまで人生を掛けて事業をやるんですか?!」
その時にもっと「なぜ」自分がこの事業をやるのかを伝えるべきだと感じたので、創業者と原体験についてまとめてみました。

僕の人生

僕は元々プロサッカー選手を目指してサッカーをやっており、とにかくただそれだけを考えてひたすらストイックに過ごしてきました。 誇れることではないですが、勉強には一切取り組んだことがありませんでした。 また別の機会で触れられたらと思いますが、勉強をやる理由が全く分かりませんでした。
その分サッカーは本当に真面目に打ち込んでおり、最終的にはJ1チームの練習生としてプロの練習に参加するくらいのレベルまで上り詰めることができましたが、怪我で引退をしました。 自分を育ててくれたサッカーに恩返しをしたい、という思いもありましたが、一旦サッカー界からは離れ、ビジネスの世界で挑戦したいと思い、キャリアチェンジをしました。

アスリートからビジネスの世界へ

引退後、待ち受けていたのは、サッカー以外の世界を何も知らない、自分への厳しい言葉や偏見でした。 ただただ悔しかったので、まずは徹底的にインプットを行いました。
当時からなぜか伸びている産業に身を置くことの重要性を直感的に感じていたので、IT業界一択で突き進みました。コンピューターの仕組みからプログラミング、デザインまで幅広く学び、特にソフトウエアのサービスを構成する上での周辺知識は血眼になって学習しました。 今思えばこの意思決定は本当に良かったと感じていますし、間違いなく今の自分の土台になっています。
引退後の数ヶ月間は実家(自然豊かなところですw)に戻りました。ひたすら知識を入れようと、オンラインコミュニティに入ったり、本を読んだり、動画を視聴したりしました。 やはり専門性のある講師のリアルライブやアーカイブは本当に勉強になり、いつしか某スクールに興味を持つようになり入会しました。

オンライン学習で感じた業界構造の課題

スクールに入会してから、とても有意義な講義やカリキュラムと出会うことができたのですが、オンライン学習を支える役務提供の構造に大きな違和感を覚えていました。
ツールが煩雑化されている、受講生の状態把握は感覚に基づいて行われている、オンライン学習の環境を支えているサービスは非専門的なツールばかりなどなど、、、
当時感じていたこのような違和感や課題の仮説が、数年後に事業になるとは思ってもいませんでした。
余談ですがふと文字を書きながら、何事も「なぜだろう?」と考える癖が昔からあることは自分らしいなと思いました(笑) それが今の当社のバリューのひとつでもある「あくなきWhy思考」に繋がっています。

アーツジャパンが掲げるの5つのvalueです。

信念

Revotもありがたいことに、様々な事業者様にご利用いただけるサービスに成長してまいりました。(もちろんまだまだ課題はありますが…)
当社の事業は抽象度を上げると、「“教える”と”教わる”の最適化」に挑戦している企業です。 人類はこれまで、知恵の伝達によって発展してきました。
新しいインプットやキッカケを通して、様々な挑戦が生まれ、その結果から新しい仮説が生まれ、さらなる挑戦が生まれる。 まとめると、挑戦と結果の質が複利で大きくなっているイメージです。

当社が掲げている「世界中の人々の”もう一歩歩先”を創り出す」というミッションと向き合い、これからも「“教える”と”教わる”の最適化」に挑戦していきたいと考えております。

おわりに

「原体験がなければ事業は作れない」というのは極端な話だと思っていますし、二元論的に物事を分断することは不毛だと思ってしまうタイプの人間です。
もちろんあれば最高ですが、なくても市場のペインを紐解いて素晴らしいソリューションを提供している先輩方が沢山います。
僕の場合は、幸いにもオンライン学習において受益者(受講生)としても経験があり、役務提供者(講師)としても経験があります。
そこで得ることのできた経験や知識を事業に最大限活かしています。 これからも解決したい課題と向き合い、信念を持って取り組みたいと思います!


アーツジャパンでは、事業の成長フェーズを支えるメンバーを大募集しています。 少しでも興味のある方は、是非お気軽にご連絡ください!
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