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Not CGI 撮影へのこだわり

Live-Action. Analog Effects.

僕は特殊撮影が大好きで様々な効果を使いますが、全てNotCGIで実写内で撮影しています。
それは撮った写真をDigital加工する事では無くて、現場で撮るタイプの特殊撮影のことです。

今の時代、Photoshopを使って加工した方がずっと楽で美しく編集できると思います。

プロフェッショナルの様に結果を重視するのであれば得意分野で分業したりしていくこともありかと。

ですが我々は趣味人であり、プロではありません。
撮影に参加している被写体も、もちろん報酬をもらうプロフェッショナルでは無く、単なる「素人」です。

趣味ですから『撮影そのもの』が全員にとって楽しくなければ話になりません。

撮った写真を、「後日」カメラマンがこねくり回して素晴らしい写真を作り上げたとしても、「その日」の参加者が必ずしも楽しくなるわけではないと思うのです(楽しい人もいるかもですが)

自分(カメラマン本人)だけではなく、その日の参加者が全員が楽しく活動できなければ意味が無いと僕は考えています。

つまり撮影という活動自体に意味を求めるわけで、結果だけではなくて過程も大事にしたい。

だいたい結果だけが欲しいのなら、最初から写真なんて撮らずにCGで作れば良いわけでね。

作品紹介(作例紹介)

様々な作例を簡単に載せてどのようなAnalogEffectを使ったのか簡単に紹介していきたいと思います。

群馬県MaaStudio
こちらは木の棒に布を巻いて灯油をしみこませ、火をつけて振りながら撮影しています。
光線は泡だて器に入れたスチールウールに火をつけて振り回しています。
VAPE(ニコチンレス)を使ってスモークを部分的に出し、ストロボを当てて炎に見せています。
VAPEスモーク、透明テーブルクロス、霧吹き(水)を組み合わせて特殊効果を出しています。
背景の月はプロジェクター投影、手前はスモーク、巨体のニクスアバターは遠近を利用して撮影います(手前2Mに配置してポージングと演技力で巨大に見せています)
純粋に遠近を利用して撮影しています。
実際は、ディアンヌのほうがゴウセルより4Mほど手前にいます。
あとはポージングと演技力でカバー。
糸はLEDワイヤー、スタンドはフィギュアを多重露光の要領で撮影しています。
ソニーカメラにはカメラ内合成が無いので一気に撮影します。
文字の形の子供のおもちゃを水の入ったバケツに溜めて、一気に取り出した瞬間を撮影しています。後ろの煙もスモークを使いました。一発撮りです。盛り上がりましたね。
超広角の特性を利用して撮っています。
鎖は僕(カメラマン)が両手で振りながら画角に入るように調節してシャッターを切っています。
いわずと知れた水撮影。ワンマン撮影なので、左右両手で水をまきながらシャッターも自分で切ります。
超広角を利用した戦闘シーンです。僕の好きな構図の一つです。
左の布は僕(カメラマン)が布芸で振り回しかっこいい形にを作りつつシャッターを切っています。
長時間露光を使って撮影しています。
LEDワイヤーを張り付けた刀を撮影しています。
プロジェクター撮影です。

どの撮影にも共通するのは
・カメラマンが一人でアナログエフェクト撮影を行う
・フレアバーテンダーの様に参加者を楽しませながら撮影を行う
この二点です。

今日も楽しく撮影していきましょう!!