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Diario 11:semana 「誰も働いてはならぬ」

Domingo, 27 de Junio

スペイン語で土曜日のことはSábadoこれは、いうまでもなく「安息日」(シャバット)から来ている。正確には、金曜日の日没から「安息日」は始まるのであるけれど、まあ、大体は「土曜日」のことであると思って間違いない。元来安息日とは「労働をしてはならない日」(「休んでもいい日」ではないことに注意)なので、このように文章を書き連ねるなどもってのほかのはずである(しかし、おそらくペンと紙のノートなら問題はない。結構重要な分岐点は「火を使うか」である)。

日曜日はDomingoという。これはもちろん「主(人)」というラテン語のdominusから来ている。ちなみにdomineというのは、「主よ」という意味で、呼びかけの際に用いる(これを呼格という)。「主の日」だから、教会に行ったりする日でもある。

ところで、「働いてはならぬ」という戒めは重要なのに、なかなか理解されない。神の命令として「働いてはならぬ」なのである。「働き方改革」とか、スローガンだけは立派だけれど、考え方が大きく変わらないと、人間は進歩しない。そういうもんだ。自分だけがいくら先進的なアイディアを持っていたとしても、周りが変わらなければ(そして時として足を引っ張る愚かな連中はいるものだ)、どうしようもない。残念なことではあるけれど。



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