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VHS(ビデオ)コンテンツから、mp4データを書き出すには(Mac編)

VHSコンテンツ(Video)から、mp4データを書き出すには(Mac編)用意するものは、
(1)VHS再生デッキ:業務用、放送用のクオリティが望ましいが、BNCでの入出力等変換や操作性が多様だ。
ただ、1/4世紀は、前のデッキなので、民生機ではなく、安定性の高い業務用デッキがお勧めだ。この方法は、過去のビデオデータ(BETACAM、D2...)でも、もちろん可能だ。
(放送用のデッキは、映像と音声信号以外の信号はカットさせる・・)

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(2)USB Video Capture:Macの最新OS(Catalina)に対応している。
そして、このデバイスは、QuickTimeにドライバー(拡張機能)を追加して、QuickTimeで簡単に取り込み(.movデータ)が可能だ。
QuickTimePlayerの新規ムービー収録のカメラアクセスをONにして、録画ボタンの右にあるINPUTをescape usb Video & escape usb Audioに指定して録画する。

スクリーンショット 2020-06-30 8.36.32

Fig.escape usb Video & escape usb Audioの設定
そして、インターレースがずれた動画の処理は、app「HandBrake」が簡単かも知れない、エンコードしてなめらかな映像にして完パケ。

(3)Mac:映像処理ということで、基本はmacで処理したい。
スペックはともかく、メモリは出来るだけ増設することは、映像系には、必須だ。

(4)映像の基本理解:*インターレース解除(I/P変換)を行い、完パケにする。
macの場合、アプリ、HandBrakeが簡単かも知れない。
HandBrakeで、.movデータをインターレース解除して .mp4 でエンコード(なめらかな映像)する。

個人での使用を目的として、記述した、著作権が発生する場合のデータは配慮されたい。

インターレースがずれた動画の処理

Fig.インターレースがずれた動画の処理-比較

*インターレース解除(deinterlace)とは:一般的なアナログテレビ信号(VHS当時)、また、1080iフォーマットのHDTV信号などのインターレース映像を非インターレース形式に変換するプロセス。

現在のディスプレイは、膨大なピクセル数によって画面が構成されており、インターレース方式は再現されない。
結果的にインターレースの奇数フィールドと偶数フィールドは、インターレース解除によって1枚のフレームに変換する必要が出てくる。

(註)インターレース方式
*インターレース方式(interlaced scan):走査線を1本おきに伝送し、1枚の画像2回に分けて表示させる方式(飛び越し走査方式)。日本のテレビ放送はこの方式(NTSC方式) - 目の残像特性を利用して効率的な滑らかな動きを作り出している。
プログレッシブ方式(non-interlaced scan):すべての走査線を一本ずつ順番に伝送する。90年代からのPCでのCRT、また、現在の液晶ディスプレイ。

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