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忘れられた人々(Los Olvidados-1950)-ルイス・ブニュエル

忘れられた人々(Los Olvidados-1950)

前衛的な作風のルイス・ブニュエル監督(Luis Buñuel, 1900-1983/ 映画監督・脚本・俳優)によるメキシコ映画。メキシコ・シティで撮録された、社会主義リアリズム映画。カンヌ映画祭で監督賞を受賞する。そして、2003年、ユネスコの世界の記憶に登録された。

ストーリー:概要の部分

メキシコの南米を代表する都市「メキシコ・シティ」その陰には、当時、悲惨な状況の貧しい集落があった。子供たちは悪い方向に行くことは必然だ。
首領格のハイボは感化院を脱走して、不良仲間の前に現れた。ハイボは自分が感化院へ送られたのはジュリアンの密告だと知る、そして、復讐を誓う。
ハイボ達は、街の市場へ出かけ、盲目の音楽師を襲う。彼は自分の体に笛、太鼓、ギターを着けて、弾き語りで金銭を得る老人である。ハイボ達は、盲目の老音楽師の銭入れを狙ったが失敗した、その夕方、その盲目の老音楽師を惨々な目にあわせた。

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不良仲間のペドロは、夜おそく帰って、母に叱られ、追い出された。
ペドロは迷子のオイトスに出会い、オイトスを連れて仲間のカカリツオの納屋へ泊りに行くのだが、そこへ宿のないハイボも泊りに来た。カカリツオには、美しい妹メチェがいる。ただ、いつも、ハイボは、彼女に関心を示すのだが、ハイボを嫌い、ペドロやオイトスに優しくした。
その翌日、ハイボはペドロにジュリアンを呼び出させ、密告の復讐にジュリアンを殴殺した。
オイトスは盲目の老音楽師と知り合い、なんと、彼に養って貰うことになった。

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Los Olvidados di Luis Buñuel - Official Trailer

Los Olvidados di Luis Buñuel - Official Trailer(設定から、スペイン語から日本語の字幕あり)

前衛監督が社会問題を正面から、淡々と扱ったフィルムだ。

貧しさゆえ、人をそうさせたのか、人は、究極の貧困の中では、そう言うものなのか。
ただ、誰しもが、同じではないのだろう・・
前衛監督が社会問題を正面から、淡々と扱ったフィルムだ。

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