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最強のルーティン

千日回峰行の塩沼住職が、悟りに近づくためには、ルーティンが大切だと書かれてあった。
だからお寺の暮らしは、朝から晩までルーティンを行う。そうすると思考も整理され、より瞑想や坐禅に集中出来るのだろう。

僕は昨年は住職の歩行禅を取り入れて歩いていたが、長女が誕生してからは、早起きすると疲れすぎて、とても続けられなかった。
ルーティンは難しい。良き習慣とはそれぞれの生活スタイルにあった自然なものがいいだろう。日記をつけるにしても普段から意識のあるのとのほうが続けられる。そしてそれは、その人の人生そのものになる。

今年はあんまり良き習慣は身に付かなかっなとがっかりしながら、おむつを変えていた。そして、振りかえっていた。朝7時から9時過ぎまで、ほぼワンオペの子育てと、保育園の送り出し。そして夕方16時から20時の寝かしつけまで、つきっきりで子供のケア。
これを5年間。そして娘が生まれてから、さらに加速した1年間。毎日毎日ルーティンを行なっているではないか。親が子育てするのは当たり前。それでも、この自身の人生において、早起きしたり歩いたり仕事をすることよりも、何十倍も大変なルーティンを、「お疲れ様」や「ありがとう」の言葉を一つもいただくこともなく、淡々とこなしてきたではないか。

これこそ、最強のルーティン。まさに子育て禅。悟りの道は確かに近づいてきたような気がする。
今は、それでよしとしよう。

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