火花(詩画集)
夜
21:45
1日が終わる
朝
目の前で
大きなハイエースが
急ブレーキ
上か下か
動いてるのか
止まってるのか
めまいとともに
ただ
怒りが込み上げる
そんな日もある
疲れている
喜びの時間は
失われた時間
削られている魂
火花が散る
まるで
父親のゲンコツのような
火花が
父親は
もういないのに
ふいに
ゲンコツをくらわすのは
誰だ
3ヶ月前
新しい習慣を取り入れた
一つ
また一つと
自身を戒めるために
ある人に言われた
あなたはきっと
前世でひどく悪いことをして
出家したのよ
家系を継いだのではなく
悔い改めるために
だから今世でも
別の形でまた
償い続けなければいけないの
ぐうの音も出ず
この火花は
宿業というやつか
父親も
母親も
そのまた
父親も母親も
受け継いできた
火花
その火花を
色彩に変えて
また
命を描いた
私に出来る
唯一の償い
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