見出し画像

雪の残した余白(詩画集)

一夜明けて
東京は晴天
雪景色と水たまり
雪かきに勤しむ人

強くなる日差し
空気の質量が軽くなる
見上げれば
薄青い空

ここは東京
小さな雪は
ハラハラと落ちて
儚く消えた
そして
手のひらほどの
空白が残った 
その重さは
21グラム
魂の質量と同じ

薄青い空
宇宙一軽い水素と
生命を育む酸素の
美しいリズム

みずみずしいほどの
現象が
目の前にある
これが
命というものかしら

よろしければサポートお願いいいたします。こちらのサポートは、画家としての活動や創作の源として活用させていただきます。応援よろしくお願い致します。