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夢に出てきた湖へ

保育園帰宅後、息子が38.4の熱が出る。ぐったりして、食欲もない。汗を拭き、着替えさせて、氷枕とトントンしながら、18:30には寝る。かわいそうに。
風邪をうつした?娘はピンピン元気。19:30就寝。僕は風呂に入り、ご飯を食べて、アトリエに向かう。締め切りもあったが、粘土工作をする。「魂のカタチ」というテーマで、オブジェを作りたいなぁとお風呂で思いついたのだ。

最初は炎のような形になり、仏像みたいな形にもなりながら、出来るだけ意図的ではない、感覚的に「いいな」と思える形になるように、こねては潰してを繰り返した。1時間ほどたってようやっと、いいな、と思える形になった。

やっと決まった

そこから、色を塗る。パステルカラーかなぁと思っていたが、目の前にあった紺色と銀色を、なんとなく混ぜて塗ってみた。
だんだんと鉱物のようになってきた。ラピスラズリのように。

土台まで紙粘土と着彩を

100円均一で購入したケースに入れる。

魂のてっぺんには、天につながる光の、反映する光彩を。

通じる出入り口?
木漏れ日も反射してる
鎮座
側面は達磨のよう

23:00作り終えて、寝室へ。

夢をみた。
蔵王のような湖を旅する夢。

湖の色彩

山を登り、木々を抜けると、急に湖が見えてきた。湖は、白と、エメラルドグリーン、コバルトブルー、淡いパステルカラーの蒸気が立っていた。
妻が先にいて、案内してくれた。
僕は素晴らしさに感動し、携帯を取り出して撮影しようとしたら、その湖の色は変わり、観光客が増えていた。
しまった、撮影なんかせず、コンマ一秒でもこの瞬間を味わえばよかったと後悔した。

付近の大理石造りのカフェによる。そこでアイスコーヒーでも頼もうと思ったら目が覚めた。

息子は平熱にもどって、僕が起きる前からアトリエで何かをしているようだった。そばによると、パレットにこびりついた、ラメ入りの透明な青絵の具をゆっくり剥がしていた。
そして、うまく剥げて満足なのか、ニコニコしながら窓にかざしていた。それは美しい雲母のようで、魂の新しい作品にぴったりだった。

おしまい。

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