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黒い津波

昨日はいろんなことがあったせいか、今朝は4つの夢をみた。起きたら息が切れていた。もういやだなぁ・・。

印象的な夢。
お客様に絵画を渡して、その帰り道の駅前で、いきなり駅舎が爆発した。火柱が高く上がった直後、地下から黒いドロドロした水が吹き出した。そして津波となって、押し寄せてきた。
人々が飲み込まれていく。距離がどんどん迫り、僕は柵を掴んでなんとかしのごうとする。何度も黒い水を飲み込みながら、津波が過ぎ去るまで耐えることができた。
街は荒廃していた。僕は黒い水をなんどか吐き出した。あまり良くない物質が混ざっていると感じ、消防局の方に助けを求めた。応急処置で胸に使えた水を吐き出し、病院へ搬送され、ベットに横たわる。
そして「あのお客様はどうなったのか」と心配になり、いろんな病室を探してみた。
診察室を見つけて入ると、お客様にお渡しした「トラ猫の絵」が飾ってあった。「これ、どうしたんですか?」ときくと、医師は「この絵は消防局から届けられたんですよ」と答えてくれた。
探し回ったあげく、なんとかお客様に再会できたので、あの猫の絵を改めて渡すことができた。猫の絵は水に使ったせいか、半分色が溶けてにじんでいた。それがかえって、猫の表情を柔らかくしているような気がした。
ーーー
昨日の出来事を示唆している。4つの路線の人身事故。お客様に絵を渡したこと。絵画教室。大幅な移動で精神を削られた。現実の現象が、あらゆるエネルギーに変換される。もう2度と見たくもない。けれど、夢の中でも再び絵を無事に渡せて良かったとは思う。あの猫の表情は、なぜあんなにまろやかだったのだろう。それは、良かったと思う。

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