見出し画像

「男」とは!なんぞや?

今日は3月3日、世間では雛祭りだが、暑苦しいサムネイル画像にて失敬。

そして、暑苦しい記事になる予定です…。なんせ、テーマが「男」ですからね。そして、今回の記事では、あえて「漢(オトコ)」と書く場合がありますので、ご了承お願いします…。

なんでこんな桃の節句、女の子の日にそんな話題をやるかというと、今日のNHKの「あさイチ」観てて、驚愕の事実を知った!それはなんと…

「この世界から男がいなくなる」(かもしれない)

という事実が説明されたのだ!

ちょいと説明させてもらう。

我々の性別を決めるのは染色体と呼ばれる遺伝子。父母から受け継ぐので、我々には2本の染色体がある。

染色体には「X染色体」「Y染色体」があり、「XX」だと女、「XY」だと男になる。(母親からは絶対にXしか引きづかれないので、一本はXになる)

しかし、Y染色体は、X染色体よりもはるかに“小さく、弱く、脆い”…、Yは、自己修復可能だが、Xは自己修復できないどころか、無理に修復しようとして墓穴を掘るらしい…。

一度傷ついた遺伝子情報は、修復されることなく引き継がれ続ける。そのようにして、人類のY染色体は、どんどん小さく小さく痩せ細ってしまった…。

もし今、Y染色体は突発的な突然変異や、大きな傷がつくようなことでも起こったら、簡単に消滅してしまうと、科学者は言っている…。

うーむ…、この世界から男がいなくなる?

そうなると、いくつか疑問が出てくる。

・女だけになったら人類は滅ぶのか?

我々には父母がいるように、「卵子」に「精子」がひっついて命が生まれる、わけだが、必ずしもそうでない場合があるのをご存知だろうか?聖母マリアの処女懐胎が有名だが、男性なしで、女性だけで謎の妊娠を遂げたと言う女性は、世界各地で報告されている。

なので、人類は滅びないかもしれない…。しかし、今の話はちょっとぶっとんでいるので、他の例を探す。

1 ミジンコのように、女性が男に変わる

2 トゲネズミのように、性別遺伝子を代用する

1のミジンコは有名だ。どちらかの性がいなくなると、変異して種を残す。これは以前から知られている。

といってもミジンコなんてミクロな世界。そういう不思議なこともあるかもしれない。しかし2のトゲネズミは同じ哺乳動物だ。彼らはすでにY染色体を失ってしまっているが、その生態にはきちんとオスが存在している。

どうやら、X染色体でも、男の性別を代用できているらしい…。

なので、ひょっとしたら人類も、Y染色体がなくなっても、なんとかなってしまうのだろう。

だが、今日は「漢とはなにか?」と、暑苦しく考えてみたい。

そもそも、どうして神はこの世界に「男」と「女」などという、複雑怪奇なものを創造されたのだろうか?

求め合う必然性。まるで、失われた半身を探すが如く、男女は惹かれ合い、世界を彷徨い歩く。

それが手に入るからこそ満たされるのだが、手に入らないとどうだろう?そうだ、苦しいのだ。つまり、苦しいから是が非でも手に入れたくなる。そして、手に入ると幸福感を得る。なんたるドラマか。まるで「痒み」のようなものだ。

皮膚が痒いのは辛く不快な感覚だが、それを爪を立てて掻いた時の快感…♡。誰しも経験あるだろう。ひどい皮膚疾患だと、掻くと血が出たりするのに、気持ち良いのだ。(俺もアトピーで苦しんだのでわかる。血塗れになって、快楽を得て、その後焼けたように痛くなるのだ…)

男女間の愛憎は、あえて痒みを作り(湧き上がる恋感情・性欲)、不快になり(手に入らない苦しさ)掻き毟って快楽を得る(手に入れて満たされる)、ことに似ているかもしれない。

ちなみに、精神世界やスピリチュアルは見地を少し交えよう。

ブッタは『悟りを開くには欲や執着を捨てなさい』と言った。上記の例でいうと“痒み自体を発生させるな”と。体質改善して、皮膚疾患など掛からん免疫つくれと。

しかし多くの人が「そんな悟りならいらない!俺(私)は異性の愛と温もりが欲しい!」と思うので、そんなストイックな形式のブッタの仏教は結局流行らず、大乗仏教という「誰でも絶対に救われる!(念仏とか、座禅とか)」という方式に改良されて、中国や日本では主流になった。

ただ、モテない男は「そうだ!おれはモテなくて苦しいばかりだから悟りを開こう!」とストイック出家するかもしれない。もちろん、その動機はかなりズレたものだが、それがきっかけになるのならいいだろう。

いや、もしくは「いや、タントラで性の技法を極めて悟りを開けるという話もあるぞ!」と、なんとかして男女の愛憎込みで極地を目指すかもしれない。

え?俺?俺はそうだな…。俺はけっこうストイック派閥に属するが、それで「俺だけ」がどうこうなるというのは意味がない。全員で目覚めていくことが『アセンション』だし、与えられた役割も、楽しみつつでいいと思う。

ただ、大事なのは「気付き」だ。かゆみはあくまでただの痒みで、掻いてもいいのだけど、その快楽はただのゲームだと見抜くことだ。それがいわゆる「目醒め」であり「覚醒」である。

では、それらを踏まえて再び「漢とはなんだろう?」と、考えてみる。

画像1

(出典「魁!男塾」より)

男塾3号生『独眼鉄』もこう言っておる(笑)男とはなんぞや?

ただ、最近の20代や10代の若者は、数十年前とはかなり違う人種になっている。草食男子などと言われるが、昔の男たちのような荒々しさや獰猛さがない。子供同士でも、暴力的な喧嘩が少ない。番長のようなキャラとか、上下関係があまりない。

それはひょっとして「Y染色体」がさらに弱っている証拠なのかもしれないが、真相はどうだろう…?

ただ、これを「進化」と捉えるなら、それで良い事のだろう。世界には良いことしか起こっていない。つまり草食男子万歳だ。これからは雄々しい男よりも、大ヒットアニメ「鬼滅の刃」の炭次郎のように「繊細」な男子が主人公の時代なのだ。

では、もうちょっと上の、もっと荒々しい男たちは?まずは全体的な、その特徴や特性を見てみよう。

・誰が強いかが重要
・一番強いヤツ中心にまとまる
・縦の関係を大事にする。
・下ネタ好き

これって子供の頃から同じ特質だ。三つ子の魂百までとは言ったものだ。我々の子供時代はとにかく「猿山」同然だったが、これは大人になってもさして変わらない。子供の頃は腕力だったものが、大人になると知力、統率力、魅力など、様々な要素に変わるだけだ。

ちなみに下ネタに関しては、子どの頃は「うんこ」と「ちんちん」が無条件に大好きで、大人になるともう少し突っ込んだ内容になるとはいえ、基本原則は変わってない…。男は往々にして女子より下品であり、下品なネタで笑うもの…(なんでやろ…?)。

下ネタ好きは半分冗談だが(事実ではある…)、男性はとにかく「ピラミッド形式」の人間関係を作りやすかった。そしてトップダウンの命令系統を作る。

つまり、今の社会状況や資本主義そのまんまだ。金融システムやビジネスの大半は男性原理で動いているし、男性理論で作られてきた。

だが、これが今変わろうとしている。

もっと女性的になり、縦社会から、横の繋がりへ。すでに、女性的な感覚をもったリーダーたちが活躍し始めている。まだシステムが追いついていないだけだろう。

そうなると、オールドタイプの男たちは取り残されるだろう。現に

「え?俺は家事なんてしないよ?男は外で働いて、女房が家を守ればいい」なんて言った瞬間に、その男は社会的に、かつ一切の情状酌量の余地なく抹殺されかねない…。

だから今の時代の男たちはもちろん外で働き、そして帰宅後も家でも働く。主婦に休みがないように、男も休みなんてない。そして、案外家事や子育てのできる、器用な男性も増えているのも事実。

だから、これはきっと、さっきも述べたが「良い傾向」だと思う。どんどん、女性に優しい世界になればいいし、一度、男性生に触れすぎていた針を戻すべく、とことん女性的な部分を伸ばす必要がある。

そして、みんな大好きな「性」の話になるが(笑)、性的な関心も、草食男子と揶揄されるくらい、今の若い男の子は女性に対して“がっついた”印象がないし、リサーチしてみると、やはりそのような若者が増えているとのことだ。

これは多分女子もそうで、異性への関心や、恋愛信仰、結婚信仰ではなく、自分にベクトルが向いている人が多いと思う(ただ、自分が何をしたいのかわかってない人も多いのは、老若ん男女問わずだろう…)。

上記の「痒み」のように、それは求め、手に入れた時は快感だが、手に入らない状態は非常に苦しいもので、性欲だって強すぎる人は苦しい。すぐ叶えば良いが、なかなかそうも行かないもんだ。
恋愛問題の異性への執着や欲求もそうだ。欲があるから人は苦しむ。

(↑こちらのnoteそんな「恋の苦しみ」を描いたnoteだ)

もちろん、その強い欲求や執着、依存には「自己価値の低さ」「自己否定」などの心理が働いているのだが、今の若い魂は(あえてこう表現する)、その辺をある程度クリアしてきているのかもしれない。

俺も、性欲は苦しんだものだ。激しく渇望する、だが得られない、故に苦しむ。若い頃、何度も思った。性欲なんてなくなってしまえばいいと、本気で。それほど苦しんだ。(それほどスケベだったのだ!)

自身に愛着障害の傾向があることがわかり、かなり大人になってからそこから脱したと思う。このnoteに、その経緯を書いたので、ご興味あれば読んでくれ。

しかし、男とはなんぞや?

生物的には、圧倒的に雌(女性)の方が強いのは明らかだ。科学的事実。男が優っているのは、平均身長と平均筋肉量と平均数学的思考だけで、あとはすべて男の方が平均値においては劣っている。

昔はごまかせた。男は女に多くを語らず、社会的にも、男は外で仕事をしていればよかった。しかも、男の仕事は大昔なら「狩猟」、その後「農耕・漁業」。それらはすべて「筋肉。運動能力。体力。空間把握能力(数学脳)」で賄われるので、得意分野だ。

その後、文明ができたあとも、武装的争い、知的な争いと、すべて男性の得意分野。だから、男性社会ができたし、男性優位な社会が形成された。

しかし、近代になり、テクノロジーの発達で、肉体労働は従事者が減り、男女の平等性が説かれ、女性の社会進出と共にバレてしまった。何がバレたって?

男はけっこうアホで使えんヤツが多い、

と言うことだ。しかも、科学的にもそれが解明されてしまった!脳科学、肉体生理学、遺伝子工学、はてまた心理学や社会学でもそうではなかろうか?男性の脆さ、弱さ、機能の単純さがバレてしまった。

つまり、Y遺伝子が無くなるというのは、一種の「自然淘汰」であるかもしれない。

ちなみに、俺も何かに書いたが、宇宙において、人類創世記の頃は、性別はなく、すべて「雌」しかいなかったと、一部スピリチュアルで語られているが、実は俺も同じ見解だ。そんなビジョンを見た(視た)ことがある。

もちろん、その頃に「女」という固有名詞はない。しかし、女は我が身が愛しいばかりに、分身を作り、自分を愛させる存在を作った。それが男性だった。いわば、半分ペットのような、奴隷のような…。

それは「愛」の存在で、愛の関係性だったが、歴史をたどるうちに、男性も自我が発達し、男性性というエネルギーの性質故に、黙って従っていられなくなる。そして男女間に主導権の奪い合いになる(これが今も続いている)。

地球上でも、そんなことが何度もあった。宇宙の流れで、男性性有利、女性性有利の時代があり、かつては、今の男性社会とは別の、女性性社会が存在した。

拙著「人生がひらく不思議な100物語」にも、そんな不思議な「記憶」を書いたのだが、男性性と女性性は、そのように陰陽の転換を繰り返していた。そして今、女性性の時代だが、今度は主導権の奪い合いから離れ、「統合」の段階に入っていく。

さて、いずれは統合されていく(淘汰とも言える)俺のような男性は、つまりもはや時代の遺物になりかねない。

しかしだからこそ、俺は多少時代錯誤した「男」として『尊厳』や、女性にとってはまったく意味不明であろう、『こだわり』や『強がり』や『責任感』や『痩せ我慢』を持って、生きていこうと思っている。

なんでって?なんでそんなめんどくさい、古臭い生き方をするのかって?

それはな…

それは俺が「漢」だからだ!

以上!

ということだ(笑)。俺にも理由はわからん。ただ、そんな不器用な漢たちが俺は好きだし、俺もそんな自分がけっこう好きなんだろう。

とかなんとか言っても、俺は見た目に的には、

画像2

かなり優男風なんだけどな…。しかも、案外女子トーク的な会話もできてしまうし…。

しかし、意外と昭和!な男でござる…。

というわけで、雛祭りに吠えてみました(笑)

女性の皆様。あなたたちの幸福を、心から祈ると共に、滅びゆく全男子を代表してお伝えさせていただきます。

我々男性は、あなたたちの幸福が、我々の幸福です。そのためには命をかけようとするのが、男ってものです。どうぞ、この絶滅種が、滅びゆくまで、良い関係を築きましょう。

ここから先は

0字
言葉の力で、「言葉で伝えられないものを伝える」ことを、いつも考えています。作家であり、アーティスト、瞑想家、スピリチュアルメッセンジャーのケンスケの紡ぐ言葉で、感性を活性化し、深みと面白みのある生き方へのヒントと気づきが生まれます。1記事ごとの購入より、マガジン購読がお得です。

アーティスト、作家・大島ケンスケによる独自の視点からのエッセイや、スピリチュアルなメッセージを含むコラムを、週に3回以上更新していきます。…

サポートという「応援」。共感したり、感動したり、気づきを得たりした気持ちを、ぜひ応援へ!このサポートで、ケンスケの新たな活動へと繋げてまいります。よろしくお願いします。