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拡散しやすい情報は“極論”と“声の大きさ”(前半・無料) 神は小さきところに宿る(後半)

拡散しやすい情報は“極論”と“声の大きさ”(前半・無料)


この世は実に多種多様です。我々が五感で感じれるものも含め、感情、思考、そして人間関係、対外関係。

物事って「白と黒」では決められません。「0」か「100」かでは決めつけることはできません。

グレーもあるし、緑も黄色もある。2も7も45も67も99もある。

真実って、言葉にしてしまうとある意味とてもシンプルですが、そんな単純なものでもない場合もあります。そのシンプルな真理を理解する上で、複雑な過程を通過しないと理解できないことがほとんどです。

しかし、世の中に溢れた情報のほとんどは「0,100」思考だったり、「白or黒」なものが多いです。

「〇〇が正しい」
「▲▲は間違っている」

世の中に溢れてる情報のほとんどに、これらの二元論な思考法が絡んでいると言ってもいいくらい、いわば「極論」が溢れています。

どうして極論が溢れるのか?

簡単なことだと思います。

それはずばり「わかりやすい」からです。

Twitterなんてモロにそうですが、140文字で、起きている出来事を伝えるのってほとんど無理ゲーに近いです。

単純に、ロシアがウクライナに侵攻した、という情報にしても、

「どうしてそうなったのか?」

という部分が欠けた上に「侵攻」という言葉が既に、善悪の価値観を完全に決めつけた情報です。

こちらの在日ロシア人のブログ。

ぜひお時間作って読んでみるといいと思います。あくまでも、一つのものの見方です。どちらが正しいor間違いか、ではなく、西側(アメリカ・EU)中心の情報とは違う意見を知ると、バランスが取れます。日本の報道はネットニュースを含め、完全に偏ってますからね。

しかし、多くの人はこの「わかりやすさ」の「白黒論」に飛びつき、それを信じてしまいます。

どんな情報にしても、いかに「わかりやすいか?」が、広告の拡散力につながります。拡散されるということは、それだけ多くの人に知られて、多くの人の思考に入り込むということです。

それが悪いということではなく、我々は世の中に広まっている多くの情報が(それがマジョリティになればなるほど)、「真実や真理」ではなく、「わかりやすい」説であり、そしてさらに「声の大きな人」の発信によることだと理解すべきです。

声の大きな人、というのは、影響力の強い人のことです。影響力が強い、というのは、発信力が強いのですが、それはいかんせん「わかりやすい」のです。

それこそ「〇〇が正しい」「〇〇は間違い」と、はっきりと断言する人って人気が出ます。当たり前です。みんな自分で考える力を失いつつあるので、誰かに決めてもらえると楽だからです。

自己啓発やスピリチュアルでも、「〇〇をやれば◆◆になれる」という、明確な断言があるほど、それは拡散力が高まりやすいです。だってわかりやすいですもんね。中身の精度よりも、「わかりやすさ」と「明確さ」「発信者の声の大きさ」。

Youtubeのような動画媒体もそうですね。文章が苦手な人も、お話だとすんなり入りやすい上に、それが「白」「黒」という、極論ではっきりしてると、なおのことわかりやすいでしょう。だから、動画は今一番拡散力が高いツールになっている。

でも、それが多くの人を結果的に惑わせているような気がします。

そもそも「中立的」な人とか「中庸」で、あまり偏りのないバランスの取れた人って、そういう人が自身の考え方なり、意見を発言した場合、
「〇〇もあるけど、▲▲もありますよね。だから◆というものの見方もありますね」という、いろんな視点からの説明になると思う。

ちゃんと文章リテラシーある人が読めば、それを理解できるだろうけど、文章が苦手な人にとっては「?結局白なの?黒なの?」と思うだろう。

僕もスタンス的には、中庸、中立、調和、バランスを意識しているので、白黒はっきりつけたり、物事を「断言」することは基本的にしないようにしている。

だから、僕のメッセージはややわかりずらいかもしれないけど、ある一定の人には、さまざまな問題提起をして、共感を持つ人もいる。

もちろん、その中で文章そのものに「読みやすさ」や「リズム」などは考えてはいますよ?ただ、内容に対して、誰かや、何か出来事を、断言したり、断定はしないってことです。

ちなみに、僕もTwitterをかなり使うけど、時々どうしても、断定的になりがちになったりはします。140文字の壁かもしれません。

ただ、もし僕がそこで「〇〇が間違ってる!」というような、きっぱりした文面で書く方が、圧倒的に拡散力は高いし、多くのフォロワーを得ることはわかっている。いわゆる「バズる」可能性は高い。

でも、僕にはそれはできない。なぜなら物事は、そう簡単に白か黒か、0か100かで決めれないし、僕にはそもそも『裁く』権利などないからだ。

僕はそれでも発信を続けているけど、実際のところ、僕のように「中庸」な考え方ができる人は「あまり発信をしない」とか「声が小さい(影響力が少ない)」傾向がある。

だって書いても、訴えても、難しいから理解されにくく、結果、拡散されないし、そもそもその人自体があまり影響力とか承認欲求とか求めていない場合が多い。

真実や事実って、小さきところに宿るし、神の声は時にとても小さいのだ。

ただ、あなたに伝えたいのは、「小さな声」を聞き逃さず、繊細な感性を無くさないください、ということです。

さて、それでは後半は今述べた「神は小さなところに宿る」ということを、より少し深く考察します。

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では、後半へ。

神は小さきところに宿る(後半。ワーク実践あります)


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