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日本は八百万の神の国?

俺はけっこう「旅人」な方だと思う。と言っても、ここ数年だ。2015年あたりから、旅に行くようになったが、それまで、日本から出たことないし、国内ですら旅行なんてロクに行ったことがない。

ほとんどが「聖地巡り」というやつだ。今流行りの「パワスポ巡り」と言ってもいい。スピリチュアルとか、そういう世界観に興味ない人には、まったく意味がわからないかもしれないが、全国津々浦々の神社仏閣、自然のパワースポットを、おそらくは平均的な日本人よりは、かなり回っているだろう。登山もする(山も聖地だよね)。

で、外国でも同様だ。主に「聖地」と呼ばれる場所に行くのが好きだ。なんで?と言われても、そういう場所が好きなのだ。とても気持ち良いと感じるし、いろんなものを感じるのだ。

今まで行った外国を時系列(行った順番)でざっと並べると、台湾、ベトナム、フランス、ネパール、スリランカ、アメリカ(セドナ・サンフランシスコ)、インドネシア(バリ島)、エジプト、カンボジア、タイ。

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外国に行くようになって、日本との違いをたくさん感じることはある。もちろん、多くの人が言うように、インフラや、衛生的なもの、あらゆる文化様式の違いは当たり前だが、今回はやや「スピリチュアル」な話題に触れたいと思う。

俺はこんな本にある通り、

ちょっとだけ、“目には見えないもの”や、“現代科学で証明されてないこと”などを感知してしまう『不思議感覚』があるんだけど(みんなあります。忘れてるだけ)、その感覚を使って、色んな聖地に行ったり、外国に行ってわかったことは、やはり日本は「八百万の神」の国なんだなぁということ。

日本の宗教でもある『神道』にも、本殿があり、祀られている神様がいて、そこに手を合わせるという、他の国でもよくある「偶像崇拝」のような形もあるのだが、原型にある“古神道”では、本殿はない。

御神体、と言っても、仏像や十字架があるわけではなく、『山』とか『滝』とか『川』が御神体となっている。そして、その「自然という神」と一体化させて作られたのが、古い神社の習わしだ。

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俺たち日本人って、なんとなく自然の中に「神秘」や「神がかり」な物を感じる。あなたはどうだろう?

例えば一本の大きな木や、大きな岩に対して、畏敬の念を持つことはないだろうか?地平線から上る太陽、もしくは、大地に沈む太陽に、手を合わせたくなることはないだろうか?花や、風や、森や、野生動物なんかに、神聖な感覚を抱かないだろうか?

おそらく、多くの日本人が、そういう小さい部分に、神を見つけ、神を感じる。(神とは何か?という議論はここではしない)

外国にも聖地はあり、寺院はたくさんある。しかし、俺は日本で感じるようなエネルギーを、寺院や聖地以外で感じることは少なかった。

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