「自分を大切にしよう!」で迷子になってる人へ。
「人のために行動しろ!」
「他人軸で考えろ!」
「嫌でも断らずにYesと受け入れろ!」
いきなりなんやねん?、と思ったかもしれませんが、上記のような考え方をおすすめする、というのが今回のnoteです。
先に言っておくと、「人生を変えたい!」とか「何をやってもしっくりこない」、みたいな人むけの考え方です。
どうぞご一読ください。
まず前提として、「意識高い系の人」ならけっこう知ってると思いますが、
「自分を大切にする」
「自分を幸せにする」
「自分を甘やかす」
「自分をご機嫌にする」
いわゆる「自愛」とか、そういう自己啓発やスピリチュアル系のメソッドがあります。
似たようなものがたくさんありますが、これは本当に大事です。
なぜなら、とにかく現代は、昭和の価値観というか、戦後の価値観というか、「自分を抑圧」して、何かをするという価値観がまだまだ色濃く残っていて、自分の意志より、他人の意思や、全体の同調圧力とか、誰かの顔色を伺って行動をしてしまう人が多いからです。
世代的なものもあります。そういう時代だったんです。
しかし、もうその価値観や考え方は時代にフィットしてません。昔は自分を押し殺して、抑圧するくらいでも平和に、豊かに、幸せになれた人も多いのですが、今は違います。そんな生き方をしているととにかく苦しいだけです。
だからそんな人たちへの救いの言葉として「自分を大切に」というメソッドが支持され、多くの人に影響を与えました。
「自分軸」なんて言葉もありますが、これも同じですね。他人軸に合わせるのではなく、自分軸で行こう、みたいな。
例えば仲間でランチに行って、あなたは「Aセットをがっつし食べたい!」と思ったけど、一緒に行ったメンバーのリーダー格の人が、
「みんなでお揃いのBセットにしよう」と言ったり、「私はA頼むから、〇〇さんはCセット、あなたはBセットで、シェアしない?」と言われた場合、(いえ、私はAが食べたいな)とは言えない、とか、
本当は「A学校を受験したいけど、親や先生がB学校を強く薦めるから断れなかった」、みたいな。
つまり自分の意志や欲求より、他人の期待や要求を優先してしまってる人が、人生を「他人軸で生きている」ってことですが、こういう人の多いこと多いこと…。
だから、「自分の欲求を忠実貫く」とか「自分の意志を何より尊重する」ということは大事です。それが「自分を大切にする」「自分を尊重する」ってことでもあります。
しかし!
それらをやってるつもりが、あんまり人生好転しない人っています。たくさんいます(笑)
まあ、そんな「〇〇メソッド」とかみたいのは、
やった人でもうまくいかない人もいるし、そんなメソッド知らなくてもうまくいく人がいる
というのが実態なので、一体どんだけ効果効能あるのかはわかりませんが、とにかく、自分を大切にしているのに、自分を甘やかして、自分軸でやってるのに、全然人生が好転しない人。
そういう人に対して、
「愛し方が足りないんだよ」
というツッコミをする講師などもいます。確かに、それも一理あって、自分の恐れや不安を誤魔化すために、表面的にご自愛をしてもあまり意味はないですし、肝心なところは他人軸や人の価値観で選択してしまってる人もいます。
でも、それなりに、忠実にメソッドをやってるのに、ドツボにハマる人もいます。
理由はわかりません。てゆうか理由は人それぞれです。しかしそんな理由探し、原因探しして、「自分を大切にメソッド」をうまくいかせようなんてちゃちなことをやめなはれ、というのが今回お伝えしたいポイントです。
それでやっても手応えないなら、押してダメなら引いてみろです。
だから冒頭に書いた、
「人のために行動しろ!」
「他人軸で考えろ!」
「嫌でも断らずにYesと受け入れろ!」
みたいなマインドに振り切るのです。
どうしてか?というと、自分探して、セミナー通ったり、占い通ったり、カウンセリング受けたりしまくる人って、結局のところ、
「自分のことしか考えてない」
という印象があります。もちろんそれは「自分を大切に」の一環だし、「自分が幸せになると、周りも幸せになる」という説もあるので、それはそれでいいんですが、僕はこのようなタイプの人は、あえて「人のため」とか「他人軸」を、自分の人間力の「成長」だと思って、振り切ってみるといいと思います。
まあ、こうしてまるで僕のアイディアのように書いてますが、妻とそんな「自分探し」で迷子になってる人の話をしていたら、
「そういう人ってさ、逆に人のためにやればいいのに。自分を幸せにしようとばかりしないでさ」
と言ったので、ハッと気付かされましたが、本当にそうだなぁと思います。
自分のことしか考えてない、というのは、自分の「利益」とか「得すること」しか考えてない、ということです。
ただ、これは「期間限定」です。3ヶ月とか、それくらいで一旦様子を見てもいいかなと思います。他人に奉仕⇨自分を優しく甘やかす⇨社会のために⇨自分に…って感じで、サイクルや循環が生まれると思います。その波に乗れればいいんです。
ただ、その波に乗るまで、忠実に「他人軸」でいられるか?です。
「自分を喜ばす」じゃなくて「人が喜ぶことをする」
「自分を大切にする」じゃなくて「人を大切にする」
自分は二の次三の次。自分の楽しみ、快楽は順番を後回し。世のため人のためが優先。
昔、喜劇俳優で有名な「ジム・キャリー」主演の「イエスマン」という映画がありましたが、
この映画はとてもいいヒントをくれます。いかに「イエス」が大事なのかを、面白おかしく伝えてくれます。
他人軸の基本は、
「人が喜ぶことをする」
「人が幸せに成ることをする」
「人のためになることをする」
ですが、ここには「困ってる人の頼まれごとを引き受ける」です。頼まれごとを引き受ける機会は多くなりますが、大事なことは「堕落のための借金」とか「依存的な援助」を求められた場合は違います。それがなんでも「YES!」と引き受ける、映画の「イエスマン」とは違います。
でも、とにかく人が助かるのなら、誰かが楽になるのなら引き受ける。
これはある意味自分が「損をする」ことです。「得をしたい」という気持ちを抑えて、損をして、相手に得をさせる。相手の利益を優先させる。
これを逆手にとって「損して得とれ」みたいな下心も出るかもしれませんが、そういう気持ちも捨てて、とにかく相手のためなら損することをいとわない。
もちろん宇宙の法則があって「与えたものが返ってくる」ですから、必ず何かを受け取ることになるか、あなた自身をクリーンにし、浄化してくれると思います。
いかがでしょう?
こんな投稿をしましたが、
人生をブレイクスルーさせるには「やりたいことをやる」か「やりたくないことをやる」の2パターンがある、と述べました。
これと似てるんですが、「自分の利益」を優先に考えることから、「人の利益」を優先にさせるという考え方と行動を実践してみる。
それがあなたの人生を変化させる可能性は大きい、そう思います。
interview#4 「斎名智子」
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