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【 グループホーム難民 】アルツハイマー認知症母の介護奮闘記2024/01/18


家で看るのはとても無理なくらい元気になった、認知症の母を受け入れてくれるグループホームを検討中です。

2軒見学に行きました。ホームによって受け入れ体制や入居者の構成など様々ですね。

1軒目は2年前に開設されたばかりの新しいグループホーム。さすがに外観から部屋の内装までピカピカです。2階建てでエレベーターも付いています。トイレを一箇所一箇所違う模様の壁紙にしているのが売りのようです。スタッフさんは挨拶もきちんとされて若く感じの良い方たちでした。入居者さんも比較的お元気な方が多いように見受けられました。

2軒目は設立10数年だというだけあって、綺麗さは1軒目とは段違いでした。各居室前には入居者さんの顔写真と名前が貼ってあり、認知症で部屋がわからない人にも優しい工夫がされていました。こちらはスタッフの年代も高めのようですが、ほとんど入れ代わりがないとの事なので、働きやすい環境なのでしょう。入居者さんは車椅子の方もいらっしゃいました。

今までお世話になっていたグループホームは、スタッフの入れ替わりが多くてトップが変わるたびに雰囲気も変わってしまっていました。

1番の希望は、面会・外出・外泊が自由にできる事。

コロナ禍でホーム内が感染ホームになってしまってから、今までのホームは一切外出・外泊が禁止になってしまいました。面会も玄関先でビニール越しに10分程。耳の遠い母とは会話らしい会話もできず、手を握ることもできず悲しい思いをしていました。唯一直接接触できるのが急病などで病院にかかる時だけ。そんな時は熱発していたり、痛みがあったりで母の意識も虚ろ。車椅子やベッドで横になって苦しそうにしている母の姿に涙しながらも背中をさすってあげて体温を感じられるだけで嬉しく思っていました。


今回の入院前も、もうコロナが5類になってだいぶ経つのに面会・外出・外泊禁止は依然続けられていて、何度訴えても「上の許可が出ませんので」と、方針は変わらないままでした。

他のグループホームの見学に行って、ホームによって本当に対応が異なることにびっくりさせられました。2軒とも、部屋での面会は元より、外出・外泊もできるそうです。「このお正月も沢山の入居者さんがお家に帰られていらっしゃいます。」とのお話を聞いてびっくりしたと同時に、それが普通だよねと思い直させられました。

「リハビリも順調で、いつでも退院できますよ」と病院の先生からは言われています。

2件とも一件ずつの退所者が出たばかりですが、うちの他にも何件か見学の予約が入っているそうです。ホームの方でもどの方を入所させるか検討するみたいです。

もうしばらく返事待ちで病院の退院も待ってもらうことになりそうです。

巡り合わせが良い方向に行きますようにと願うしかない状況です。

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