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フィレンツェ物語

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ルネッサンス文化が香る古都フィレンツェは、紀元前に古代ローマ人が開墾し築き上げた、なにもない小さな国でした。 依頼人がいて、職人という名のアーティストがいて、通りにひしめき合う… もっと読む
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記事一覧

高貴で冷々たる美しさを、我が手中に。

スペーコラ博物館 鉱物セクション Museo Specola - Mineralogia メディチ家コレクションメ…

イタリアの冬休みと聖人と。

「世界の人に聞いてみた」さんの12月3日付の投稿では、クリマスシーズンのドイツのスケジュー…

サルバトーレと、靴と、フェラガモと。Ferragamo Museum n.5 - 番外編

Shoemaker of Dreams 夢の靴職人 第1回から第4回までフェラガモ美術館で開催中の展示会をご案…

ドレスと、宮殿と、フェラガモと。 Ferragamo Museum n.4

ワンダ・フェラガモ夫人へ捧げる展示会より。 n.4 Donna Equilibrio - Museo Ferragamo a Fire…

キッチンとイタリアン・デザイン。 Ferragamo Museum n.3

ワンダ・フェラガモ夫人へ捧げる展示会より。 n.3 Donna Equilibrio - Museo Ferragamo a Fire…

イタリアの女性達とモダンデザイン。 Ferragamo Museum n.2

ワンダ・フェラガモ夫人へ捧げる展示会より。 n.2 Donna Equilibrio - Museo Ferragamo a Fire…

60年代のイタリアの女性たち。 Ferragamo Museum n.1

ワンダ・フェラガモ夫人へ捧げる展示会より。 n.1 Donna Equilibrio - Museo Ferragamo a Firenze 1960年。早すぎる夫の死は、それまで完全に専業主婦だった彼女を、実業家へと変身させます。 夫はサルバトーレ・フェラガモ。LVMH、ケリング、リシュモン、これらの大きなグループに属せず、現在でも家族経営でイタリアのブランド界を牽引するフェラガモ社の創立者です。 サルバトーレが42歳のときに、まだ18歳だったワンダさんを見初め、二人

フィレンツェの子供達。 n.2

前回は、ルネッサンス時代に創立した捨て子養育院で、子供達がどのように引き取られ育っていっ…

フィレンツェの子供達。 n.1

年が明け2023年。1月もすっかり下旬に差し掛かりました。 ご挨拶が遅れましたが、22年に投稿…

秘密のアート基地、貴石修復所 *n.5

L'Opificio delle Pietre Dure - alluvione 貴石工房が作られた由来は、シリーズ第3回目でご…

秘密のアート基地、貴石修復所 *n.4

L'Opificio delle Pietre Dure - via Alfani Restauro 貴石・石彫刻・ブロンズ・陶器磁器 修…

秘密のアート基地、貴石修復所 *n.3 -commesso fiorentino

L'Opificio delle Pietre Dure - Museo Opificio delle Pietre Dure 前回までは、バッソ要塞…

秘密のアート基地、貴石修復所 *n.2 

L'Opificio delle Pietre Dure - Fortezza da basso. フィレンツェの国立修復所を見学してい…

秘密のアート基地、貴石修復所 *n.1 

L'Opificio delle Pietre Dure - Fortezza da basso. 存在するのは分かっていました。けど、 そこのどこにあるのか、わたしのなかで謎に包まれていました。 駅裏にあるバッソ要塞。メディチ家が1534年から3年かけて建造させた要塞です。いまはフィレンツェの展示会場として、有名なところでは、メンズのファンション国際展示ピッティウオーモのメイン会場としても使われます。 このバッソ要塞には、一般人が立ち入ることのできない秘密のアート基地が