仲川、偽9番での躍動🔥&自分達の形 【2024FC東京マッチレビュー 第7節鹿島アントラーズ(H)】
まえがき
前節タロウ、玖生の活躍で浦和に逆転勝利🔥
個人的には今季ベストゲーム候補になるような試合内容でした!その部分を解説していきます。
第7節マッチレビューも最後までよろしくお願いします🙇
1.両チームのメンバーと注目ポイント
FC東京
前節同様4-2-1-3を採用。GKには大志が2試合連続スタメン。白井も今季初スタメンとなった。またタロウの契約上出場出来ない中、仲川がCFでスタメンとなった。注目はCFに入った仲川がタロウの穴を埋められるかだろう。
鹿島アントラーズ
4-2-3-1を採用。なんでもできるチャブリッチ、佐野海舟に注目だ。
2.試合結果
FC東京 2-0 鹿島アントラーズ
得点者(アシスト)
55分 仲川輝人(松木玖生)
90+7分 原川力(松木玖生)
スタッツ
シュート、走行距離ともにいい感じになって来た。
3.「仲川の偽9番」と「目指す形」、そして懸念点
仲川の偽9番による効果
今節はタロウが契約上出場出来なかった。その穴を埋めたのが「仲川輝人」だ。今季の仲川は正直期待していたほどの結果を出せていない。
過去のnoteでも書いたが、WGで使われると中にポジションを取っていたため、なかなかボールを効果的に受ける事が少なかった。(下の図)
ただ今節はそれがCFで起用する事で活かせる事が出来るようになった。普段のように中に入ったり、降りて来たりするプレーが偽9番とマッチしたと言えるだろう。
目指す形が表れた1点目
仲川が得点した1点目が個人的に今後の東京が目指す形だと思う。
①まずエンリケから良い位置いるカシーフにボールが渡る。この良い位置とは相手のSBを引き出す立ち位置だ。普段は相手SH前で受ける事が多く「嵌る」現象になりやすい。
②それによってSBがズレる事で、DFライン全体がスライドをしなくてはいけなくなる。その間のスペース(黄色)に玖生が走り込む。
また玖生のポジションも良くカシーフのサポートをしやすい位置にいた事も良かった。
この2つの現象が上手く噛み合わさった事で取れた点と言えるだろう。この現象は世界トップリーグのチームでよく見かける。しっかりとデザインされた攻撃だからだろう。FC東京もこういうディティールにこだわって再現性を高めて欲しい。
プレスにおける懸念点
ここ数試合プレスの場面で気になる点がある。それは相手アンカーをフリーにさせている点だ。これは開幕戦で既に起こっており、最近顕著に見られるようになった。
アンカーを背中だけでなくしっかり抑えるべき理由は、上の図のように縦パスを入れられた後にレイオフで展開されるのが阻止できないからだ。他にもサイドに追い込んでも空けているアンカーを使われたら展開されてしまう。
この改善策としてはしっかり監督、コーチ達が修正するべきだろう。修正案は下図↓
・ボランチの片方が縦ズレをして抑える
・トップ下を固定する
上のような修正案が妥当だろう。今はおそらくそこがあやふやな為選手達に迷いが見える。そこはしっかり統一して欲しい。強いチームはこの辺りがしっかりしている。この現象が開幕戦からあまり修正されてないのを見ていると、正直個人の監督達の信頼度は低くなる。
4.個人採点(独断+sofascore)
-評価基準-
10.神様 9.文句なし 8.めっちゃ良い
7.ナイス 6.及第点 5.もっと出来る
4.ダメ 3.話にならない
-スタメン-
GK 41野澤大志ブランドン
評価:8(7.1) 1CS 3セーブ(100%)
安定したセーブで今季初クリーンシートを達成した。
RSB 99白井康介
評価:8(7.4)
攻守に渡ってスプリントを繰り返した。守備のクロス対応もかなり良くなっていた。
CB 32土肥幹太
評価:8(7.1)
鈴木優磨に全く動じずクリーンに対応できていた。ビルドアップでも真ん中につけるシーンが増えていた。
CB 44エンリケトレヴィザン🇧🇷
評価:8(7.7)
ロングボールの競り合いで負ける事はほぼなく、しっかり弾き返す事ができていた。
LSB 49バングーナガンデ佳史扶
評価:8(7.5)
ドリブル突破で何度もチャンスを作れていた。数字がついたら完璧だ。
CH 8高宇洋 (75分out)
評価:8(6.9)
ピッチで1番声を出し指示をしていた。前からの守備も上手く出来ていた。
CH 37小泉慶
評価:8(6.9)
過去の試合よりもポイントをしっかり取ってビルドアップに関与できている事が多かった。守備は言わずもがなだ。
OMF 7松木玖生©︎ 👑
評価:9(8.2) 2アシスト
2アシストで今節のMOMだろう。ピッチの色んな所に顔を出し、対人でも負ける事はなかった。
RWG 38安斎颯馬 (88分out)
評価:7(6.7)
攻撃ではゴール前に飛び込む動き、守備ではゴール前まで戻りサポートする動きなどチームにしっかり貢献した。
CF 39仲川輝人
評価:8(7.3) 1ゴール
今季初ゴールとなった。偽9番起用で持ち味をしっかり出せた。
LWG 33俵積田晃太
評価:7(6.5)
ボールの受け方、守備のサポートなど前に比べて良くなっていた。
-サブ-
LWG 22遠藤渓太 (63分in)
評価:6(6.8)
強いインパクトは残せなかったものの、クロスでチャンスを作ったり、守備でもしっかりチームに貢献していた。
CH 40原川力 (75分in)
評価:7(7.3) 1ゴール
途中出場ながらしっかりゴールを決める事ができた。
CF 70ジャジャシルバ🇧🇷 (75分in)
評価:5(6.4)
慣れなそうなCF起用だったがサイドに流れる場面があり安斎と被る場面も。決定機は決め切るべきだった。
RSH 43徳元悠平 (88分in)
評価:6(6.6)
慣れないポジションでのプレーだったが、守備でしっかり試合を締めた。
5.まとめ
プレスの所で気になる部分があるが、国立でしっかり2連勝してヴェルディ戦に臨めるのは大きい!東京ダービーでしっかり勝とう🔥🔥
今回も最後までありがとうございました🙇
第7節終了時の順位
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