12星座の性質、本質について考える②魚座

今日は魚座の性質、本質についてまとめてみたいと思います。

前回の牡牛座についてはこちらから↓

魚座期間中にアップしようと思っていたのに、もう明日から牡羊座になってしまう！ということで、今日中にアップすることにしました。

私の娘二人と母は３人共魚座太陽です。
私は魚座には頭が上がりませんが、それと同時に魚座の弱点もずーっと側でみてきておりますので、そのへんもお伝えできればいいなと思っています。

私は牡羊座太陽なのですが、すぐ隣の星座同士は、陰陽の性質が違うために、相容れない場合が多いはずなのですが、魚座太陽の方とは何故か幼少期からとても気が合っていました。

でも、占星術を勉強し始めてから、私の７ハウス（対人関係のハウス）が魚座でそこに水星があるからだろう、という事で納得できました。

魚座太陽さんや、魚座に天体が多い方の頭の中は、通常の人からは想像ができないくらいのファンタジーや、時に妄想、壮大な夢、森羅万象、宇宙へとつながっています。他の星座が想像できない愛の世界と言い換えてもよいかもしれません。

魚座が強い方たちは、とてつもない広大な世界観をもっているために、周囲から理解されにくいという孤独を味わうことがあります。そういう方たちに接すると、私の魚座水星は、相手の感情や言わんとしていることなどをイメージ化して脳内に送ってくれるのです。

なので、母や娘たちは、あ～、なんかわかってくれているみたい。と安心感を得てくれているのかもしれません。

ちなみに、魚座水星は、勉学などにおいてもイメージで全体を捉えないと頭に全く残らないため、ちょこっとかいつまんで全体像がみえない教科書で学んでも、理解に苦しむという欠点があります。

どの科目であっても、とりあえず教科書の全項目と要点を流し読みして全体のイメージをいれてから、細部に目をむけるほうが効果的です。それに気が付かなかった学生時代の私は、けっこう勉強で苦労しました。風星座の水星さん達がうらやましい。

さて、そんな魚座についてですが、１２星座の神話からもう一度どんな性質があるのかを考えてみましょう。

まず、美の女神アフロディーテと、その息子エロスが、ナイル川の近くで催された宴を神々と楽しんでいると、突然怪物テュポンが現れます。

神々ですら恐れる怪物の登場により、皆が逃げ惑う中、アフロディーテは息子に魚に変身して泳いで逃げるわよ、と伝えます。でも、大混乱のさなか、息子と離れてしまうかも！と思ったアフロディーテは、自分と息子の尾をリボンでつないで川を泳いで一緒に逃げ切った、ということです。

どんな緊急事態となっても、普通の人々がパニックになる状況下で愛する相手の事を思い、自分と一体化させてなんとかしようとするイメージが湧きます。

それと同時に、結ぶものがないからこのリボンでいいわね。蝶々結びにして逃げようかしら。なんて事も考えていそう。ｗ
余裕がない中で、リボンというほどけやすそうなアイテムを選ぶこの余裕！
ちょっと現実感のない感覚。これも魚座の性質をよく表しています。

山羊座だったら、リボンなんか絶対に選ばないでしょう。もっと強い綱とかを調達しそうです。双子座だったら、私はこっちに逃げるからあなたはあっちに逃げて、あとで合流しよう！と機転をきかてバラバラに逃げそうです。牡羊座だったら、息子を鷲掴みにして速攻で逃げてるでしょう。

ということで、私が考える魚座の本質を簡単にまとめると、、、

「愛さずにはいられない。だって皆１つなのだから。」
ということと、「どんな時でも世界はマイワールド。」

です。

まず愛さずにはいられない、という事についてですが、魚座の世界では、全てが１つの愛でつながっています。特に、目にみえないもの、精神、自然や動植物など、純粋な愛の海の世界で生きていたいと願う性質があります。そして、特に魚座太陽の方達はその世界を実現させてしまう力をもっています。どんな罪人も魚座の前では、飲み込まれてしまうのです。罪を悔い改めない罪人でさえも愛で包んでしまう感じです。

ちょっと大変なのは、魚座本人がそうしたいか否かは別というところでしょうか。出生図の魚座のあるハウスは、その性質が影響します。全てを飲み込んでしまった後で、痛みを感じたり、骨のようにひっかかる場合もあるかもしれません。でも、もう吐き出せないので、その痛みすら自分で愛へと浄化させるしかありません。特に太陽魚座の方はその力があるのです。

魚座の愛の前には、誰も適わないんだろうなあとよく思います。

ただ、魚座に月がある方は、この感覚を持ちにくいために、自分には深い愛情がないのではないか、本当は誰も信じられないし、誰ともつながっていないのではないか、という不安や不信感、または孤独感を感じるかもしれません。そうした出来事も多く経験するかもしれません。

そんな時は自分の太陽星座を使うことで、真の愛情や、他者とつながる事とは何なのか、を理解していくことができるようになっています。太陽星座を発揮することで、自分や他者を信じることの大切やワンネスとはどういう事かを、相手に体現していくことができるからです。

また、魚座に月と太陽が両方ある方は、大きな愛の世界を初めは全く感じられないかもしれませんが、他者と関わり続けることで、最終的には全てを飲み込む深い愛の力を自分はもっていたのだ、という境地へたどり着けるはずです。

次に、どんな時でも「マイワールド」な魚座についてですが、このマイワールドの入口があってないようなものなのが、魚座の性質ともいえます。

魚座の支配星は海王星です。皆さんもご存じの通り、海王星は全てを曖昧にしたり融解する作用があります。だからマイワールドなのか、別の人のワールドにはいってしまっているのか、よくわからなくなる時があるかもしれません。（魚座のあるハウスの境界線が曖昧になる感じです。２ハウスだったら自分の所有なのか、相手の所有なのか？とか。１ハウスや７ハウスだったら自分の気持ちなのか、相手の気持ちなのか？とか）

境界線をひけるのは魚座の反対側の乙女座の性質ですので、乙女座に天体がある方は、乙女座の性質でマイルールをつくっておいたほうが良いかと思います。

異質なものがはいりこまないようにするマイルールがあれば、魚座は自身の「マイワールド」を純粋に保持していくことができます。

まあ、境界線をひくことがベストかどうかは、出生図の他の天体とのアスペクトにもよるので、一概には言えないのですが、魚座が強い方は、相手にひっぱられてしまったり、ネガティブな環境や人ともずっといることを選んでしまう傾向があるのです。（相手を理解しようと愛で包んだり許しても、相手が変わらない場合が多いみたい）

私の娘が友人関係で悩んでいた時に、私はこんなことを言ったことがあります。

「人生は海みたいなもの。海の中にはいろいろな魚がいる。理解しあえない魚や、自分を襲ってくる魚もいる。水が汚れているところもあるし、綺麗なところもある。だから、不快になるものはよけて泳ぐべし。」と。

境界線のないワールドをもって生まれた魚座さんは、マイワールドを保持できる環境や人間関係を、すいすいと泳いでみつけていけばいいのです。
色々悲しい事や、痛い事を見聞きしたとしても、自分の想像したマイワールドを創り上げる頃には全てが浄化されているのだから大丈夫。

現在魚座に土星も海王星も運行中なので、自身の魚座の領域(ハウス)で「自分にとっての心地よいマイワールド」の夢を海王星と膨らませながら、土星先生が「それ、現実にするんだったらさー、これくらいは乗り越えないとね！」とこれでもかという課題をドサドサと上から落としていく、という経験を皆さんしているはずです。

出来れば宿題や課題は楽しく終わらせたいですね。そのためには心の統制をとることが大切です。私も肝に命じておかねば。

まあ、ヒーヒー言いながらでも良いんですが、とりあえず土星先生の課題をやらないと、魔術師海王星が「その夢はやっぱりただの夢でしたー。無理だったねー。はい、その夢さようならー。」と全てを流して消してしまいそうです。それが自分の夢だった事すら忘れてしまうような現実になる可能性がなくもありません。特に、２０２５年の夏頃に、土星と海王星が合になるので、その前までにしっかり取り組むことが大事です。

怯まれた皆さん、大丈夫です!１ハウス乙女座土星持ちの私が言いますが、土星は、恐い星ではありません。土星は、努力に見合った成果をそのまま現実に落としこんでくれるエネルギーです。

魚座のハウスで、海王星に夢を描く力を受取り、それを土星でしっかりと現実に落とし込んでいけるようにしましょう♪

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