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クラウド初級資格合格のために行ったこと( AZ-900 Microsoft Azure Fundamentals)

▼概要

Microsoftのクラウドサービス Azure の初級資格 AZ-900 Microsoft Azure Fundamentals 合格のために行ったことなどを書きます。

Microsoft LearnAZ-900用ラーニングパスを全てこなす
Udemyの模擬試験問題集(試験7回分)を全て2周こなす

大まかにやったことはこの2点です。以下に詳細を記載します。

▼Why/What/Who

まず取り組みのきっかけや目的、どうなりたいかについて。
忘れがちですがこのあたりを最初に明確に考えておくとブレにくく、そもそもやるべきかを判断しやすいかと思います。

◆Why:何故それを行おうと考えたか
業務でAzureに触る機会があり、プライベートで事前学習をやってみようかなと思った際に Microsoft Learn を思い出しました。
Microsoft Learn は短くまとまったあらゆるMicroSoft製品のカリキュラムが沢山揃っていて、経験値を稼いでレベルが上がる、ちょっとしたゲーミフィケーションが組み込まれたWeb学習教材です。こちらで今回の認定資格
AZ-900 用にまとまったラーニングパスの存在を知り、非常に効率良くAzureやクラウドの基礎知識が学べ、かつそれほど負担でなければ資格も取ってしまおうと考えました。
何も考えずAzureサービスを触っても、あらゆる状況で何が正しいのか、状況によってどういう選択肢も考慮するべきか、など知識が必ず必要になるようなことは学べないため、何かしらで体系的に学ぶことが重要だと思います。
あと資格を取った経験や資格勉強をする経験も無かったため、目標を定めて自己学習のリズム(習慣)を作っていきたいなと思ったのも大きな理由です。一応目標を立てますが、目的としては学ぶことを習慣化するための芽を蒔くことです。

◆What:何を学びたいと考えたか
資格取得学習の中でクラウドやAzureの基礎知識を学びたいと考えました。上記に記載のラーニングパスはAzureに限らずクラウドサービス全般の基礎知識についても範囲としています。何かを知っているか知らないか、の
1 or 0 の差は結構大きく、今後も長く関わっていく事柄に関してはやはり基礎知識を広く浅くカバーすることが大事かなと思います。
また次のステップになりやすい Azure Administrator Associate の前準備として必須知識を学んでおきたいと思いました。

◆Who:将来どうなりたいと考えたか
取得した資格そのものでどう変われるかは特に考えず期待もしていません。あくまで最初のステップであり、そもそも何らかの資格自体で業務や業績、就転職活動に大きな影響を与えることは基本的に無いと思います。
学習した内容についてでいえば、クラウドサービスを扱えるエンジニアへのステップに出来ればと考えました。クラウドへの需要は今後上がり続けることは確実でしょうし、クラウドエンジニアと明確なポジションも出来ているので学んで当然という時代になっていくかと思います。
また資格取得学習そのものについても大事で、プライベートでの自己学習が習慣化出来ていないので、学習を習慣化出来るようになっていきたい考えもあります。数年前の自分は恥ずかしながら「平日にちょっと勉強している」と言っている人の言葉が日本語として理解が難しいほどだったため、長期的に習慣化出来たら革命かなと思います。

▼期間

2021年8月~10月末くらいの間、休日に2,3時間取り組む程度のスピードです。年内には取得する、程度の目安を設定して、あまり自分にプレッシャーをかけないようにしていました。要した時間数は概算50~60時間くらいかと思います。

▼前提条件

バックエンドエンジニアとして2年程度働き、Webアプリも過去にAWSを少し組み合わせて作ったことがあり、エンジニア未経験・クラウド未経験というわけではありません。ただ今回の試験ではそれら経験が役立ったのは一部(仮想ネットワークへのトラフィック制御など)で、基本的にクラウドやAzureサービスの知識が問われるため、エンジニア以外のIT従事者や業界未経験の方のステップでもあることは間違いなく、基本情報技術者検定範囲のコンピュータ、ネットワーク知識があれば十分かと思います。

▼取り組み詳細

Microsoft LearnAZ-900用ラーニングパスを全てこなす
資格取得が目的ではないため、カリキュラムの内容にざっと目を通して、今のうちに0→1にしたいなと思えるか確認しました。
自分の場合は考えを形(アプリケーション)に出来る技術を身につけたいため、主要なコンピューティングやネットワークリソースについてはもちろんですが、コスト計算やSLA(リソースの稼働率)、ユーザー管理などにも興味があったためパスを一通りこなす考えでよいかなと判断しました。
カリキュラムにはそれぞれ30分前後の学習時間の目安が記載されている、寝る前にこれはちょっとこなせそうだからやろうかな、と判断しやすいのは良い点です。修得経験値も記載されており、ゲーム好きの人は沢山経験値が稼げるカリキュラムが良クエストに見えるかもしれません。

ただやはり「全てこなす」のはハードルが低くないため、それをすべきか検討は必要だと思います。取り組みの前段階で何か勉強しておかないと、ということはあまり無いかと思いますが、すぐ実務に役立てることが出来るかというと、そうでもない内容が少なくありません。現在の状況と今後の計画を考えて判断した方がよいかと思います。

事前準備は特にありません。カリキュラムで演習が必要な場合は専用のテスト環境が用意されるためカリキュラム上で課金が発生することはありません。強いて挙げると、上で記載した基本情報技術者検定レベルをある程度カバーしておくのがよいかと思います。

あとこのカリキュラムに限らずですが、分からないことに固執しないように気を付けたほうがよいかなと感じました。
新しいことを学ぶときは知らないことだらけでついていけなくなる瞬間が沢山あります。その都度完璧に分かるまで調べて先に進めるやり方だと一向に先に進まず、正解が簡単に見つからないこともあるため調べ疲れで疲弊してしまい、継続できなくなってしまいます。
少し先に進んでみたり一通り終えてみると、分からなかった内容がイメージしやすくなることがあるため、後でもう一度見直しておこうとメモしておいて先に進むのも結構重要と感じました。

Udemyの模擬試験問題集(試験7回分)を全て2周こなす
Udemyに限らず模擬試験をこなすのは必須かなと感じました。
Learnで一通り終えても当然全て覚えているわけでも理解しているわけでもありません。脳に定着させるにはやはり知識を取り出して使用するということを何度も行う必要があり、そのためには模擬試験は非常に役立ちます。2000円以下(セール中)で繰り返し挑むチャンスを買えるのでとてもお得です。

また、そんなところまで覚えるの?と思ってしまう問題も出てくる可能性があるため、カバーする範囲を広げるうえでは大事でした。例えば「~の稼働率はX%である」や「ポータルのURLは~である」など。このあたりは資格を取るために覚えるだけの情報ですが、数自体は少ないので割り切って覚えていました。

一応工夫した取り組みとしては、間違えた問題と見直したいとチェックしておいた問題や、間違えた問題の正解を自分なりに要約したものを自分のiPadノートにまとめておき、模擬試験受ける前に見直していました。大体は同じ間違いをしないようにしたため、2周目はいわゆる強くてニューゲーム状態で正答率90%前後をカバー出来て、合格する程度には修得出来ただろうと安心感を持って試験に挑めました。

▼あとがき

自己肯定感はあまり高くないので、ひとまず取り組みが一つ成果に結びついたことで自分を褒めてあげようかなと思います。
また習慣化には、継続的に行えること、目的地やそれに至るステップが明確であること、自分の人生に十分なメリットがあると認識できることなどが大事と感じたので今後も意識していこうと思います。
今回の内容がどなたかの参考になれば幸いです。


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