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3000年前の中国でも、人は今と同じように悩み、泣き、笑っていた!古代の文字「金文」から生々しく伝わってくる人間のドラマが面白い☆泉屋博古館 分館(六本木一丁目)休館前の渾身の展覧会は必見。一見地味でも凄く奥深く楽しい。

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紙に書かれた文字のように書き直されたりしないので、3000年前からそのままの文が残っています。

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2500年前の手柄自慢や、「忠実に仕えているのに王に遠ざけられている私は、メインストリームから外れて忘れ去られるに違いない」といった嘆きなど、現代の私達がそっくりそのまま共感できる内容。

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「金文」がユニークなのは、青銅器の表面に「鋳込まれたもの」であること!「彫られている」のではありませんよ!

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だから、立体的に盛り上がっているのです。そこが、この文字が造形的でアートなポイント☆

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鋳物の技術によって立体的に「造られた」金文の世界が魅力的に立ち上がっている力作展示(#^^#)

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復元鋳造レプリカやその鋳型を併せて展示することで、鋳物の技術としての文字=金文をわかりやすく伝えてくれています。2年の休館に入ってしまうまえに是非行っておくことをおすすめします(^^♪

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【展覧会情報】金文―中国古代の文字―
会期 2019年11月9日~12月20日
会場 泉屋博古館分館
住所 東京都港区六本木1-5-1
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電話 03-5777-8600
開館時間 10:00~17:00
休館日 月
観覧料 一般 800円 / 大学・高校生 600円 / 中学生以下無料
アクセス 南北線六本木一丁目駅徒歩5分
URL https://sen-oku.or.jp/tokyo

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