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2020年アート連載のスタートは、月刊誌『国際商業』の「アートとビジネス対談」です🎍第8回のご出演は、彫刻家で日大芸術学部教授の鞍掛純一さん✨コラボ企業が彫刻を取り込むことで、業績アップ、環境啓蒙などを実現!その始まりは、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」での出会い(^^♪一期一会を大切にする、人情厚い鞍掛さんだからこそのコラボストーリー♨✨

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アメリカ発のシューズブランド「KEEN(キーン)」とのサンダルデザインコラボや社会貢献活動、サントリーウイスキー工場白州の壁に彫刻を施していく過程を映像化したCMのお話など楽しいストーリー満載です! 「フジロックフェスティバル'19」での参加型ペットボトルインスタレーションが、「プラスチックゴミを大量に出していることを認識してもらう」ことに貢献したお話も感動的ですよ!

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【インタビュー抜粋】
鞍掛:KEENもサントリーも、コラボレーションのきっかけは、2006年から毎回参画している大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレがきっかけです。

菊池:大地の芸術祭ではどのようなプロジェクトを実施してきたのでしょうか?

鞍掛:日本大学美術学科彫刻コースの学生達とともに作品制作・出品すると同時に地元新潟の方々と交流しつつワークショップなどのイベントも実施しています。最初に手掛けたのが空家をアートとして脱皮・再生させた「脱皮する家」という作品です。私達は、家全体を彫ることで築150年で抜け殻になっていた空き家を彫刻作品として蘇らせました。学生達と160日間滞在して完成させました。現在は、農家民宿として宿泊することもできます。

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菊池:「脱皮する家」は、代表作として度々メディアに取り上げられていますね。私自身も2度ほど訪ねましたが、床、柱、天井など隙間なく彫刻刀の彫りが入った空間に圧倒されましたし、足裏に感じる彫刻の凸凹も新鮮でした。ここから鞍掛さんと企業とのコラボレーションが生まれたとのことですが、まずKEENとのプロジェクトはどのように始まったのでしょうか?

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鞍掛: もともとKEENも同じ芸術祭をサポートしていて、作品を出品していました。そんなこともあり、私達が「脱皮する家」で下駄に彫刻刀で彫ってデザインするワークショップを実施したところKEENのスタッフが参加していました。KEENの主力製品はサンダルですので、イメージが湧きやすかったようです。一方、私も「PLAY(楽しむ)」を大切にしつつ時にはアーティストとのコラボレーションデザインを出しているKEENに興味を持っていました。

菊池:お互い「一緒に何かできそう」な予感がしていたわけですね?

鞍掛: はい。ちょうど私からアプローチをしたいと考えていた時に、KEENからサンダルのデザインでコラボレーションをしたいというご提案がありました。「キター!」って感じで快諾しました(笑)。

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菊池: それはハッピーなスタートですね。コラボが決まり、デザインやコンセプトなどはどのように決めたのですか?

鞍掛: 第一弾のデザインとコンセプトは、「脱皮する家」にしようということで一致しました。彫刻刀で削り取られた家の内部を模様として、世界に類を見ないアート作品とのコラボレーションモデルと銘打ちました。当初、サンダル素材に直接彫刻刀で彫ったデザインにしてほしいという要望もあったのですが、EVAという樹脂でできた柔らかい素材に彫ることは難しく、彫った柄をプリントすることにしました。

菊池: その後もシリーズは続いたのですか?

鞍掛: はい。売れ行きも良かったので、全部でシューズ製品を5種類出しました。加えてバックも2種類製品化しています。

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