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人の「いいね!」を見つけて違いを楽しもう!は、けっこう難しい。

休みを満喫しています。いしかわしゅんです。
最近はあなたレコードの活動がストップしています。また少し休んだら動き始めるかな、と自分の様子を見る日々です。
最近、会社での個人面談の時にa.schoolに入社してから2年半ほど経ち、今までの自分を振り返りいろいろと想いを馳せることがあったため、ここに書き残しておきます。

「僕の苦手なことは、タスクを整理して抜け漏れなく仕事をすることです。また、効率的に業務が遂行できるように計画的になることも苦手です。」
ずっとそう思って2年半近く働いてきました。

正直、毎日毎日仕事が始まるたびに向き合う課題なので、結構しんどかったです。最初は「いっかわくん抜け漏れ多いね〜。」くらいに言われていたことも、だんだんと指摘を多くもらうようになり、やがて毎日のように指摘を受けては、落ち込む日々でした。

僕はプライドが高く、落ち込みやすいです。今までの人生では、人から自分の行動や結果を評価されることで、存在価値を保ってきました。幼少期から習い事や部活、受験勉強を通して周りは自分より能力の高い人だらけの環境でした。大人から子供は賢ければ褒められ、子供が賢くなければ気まずい顔をして腫物扱いを受ける環境で生きてきました。僕は時々褒められ、ほとんどは腫物扱いを受けたと記憶しています。

しかし、この精神構造ではこの会社で働いていくのは難しいことでした。なぜなら、自分の行動や結果へのフィードバックを受ける「タスク管理・業務効率化」においては、低い評価を受けるものが多かったからです。なので、1日に一回も落ち込まずに働けたらいい方でした。できないところを見られたり、低い評価を受けることで自分の存在価値を見失う毎日でした。

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入社したばかりの頃、おさがりのMacbook Airが嬉しかった。

「諦めるのは、まだはやいよ。」

僕はこの言葉が忘れられません。今でも脳内再生すると涙が出てきます。
誰よりも僕のことを知ってくれている上司?というかマネージャーというか、僕をいつも見ててくれるひとがいます。その人からもらった言葉です。今でもこの言葉は宝物で、「僕よりも僕のことを諦めないでくれている人がいる。」と感動し、泣いてしまった日が懐かしいです。

僕は「諦めない」ことだけはずっとできます。でも、普通の人なので諦めそうになるし、全然揺らぎます。

「もうタスク管理とか私たちがやるから、プレイヤーに専念してみる?その道でスペシャリストになれば、秘書つけてプレイに集中して価値を出す人になることもできるし。」

そう言われて、結局僕は
「いや、なんかわからんけどここで諦めたらダメな気がするぞ。あかんぞ。まだいける、しがみついてやる。」
と1週間ほど自分の将来のキャリアのことをいろいろ考えて、結論をつけて自分と向き合い続ける道を選択しました。

結局、本当にかけがえのない大切な宝物はその人と一緒につくってきた
【お互いに諦めず、互いを信じ続け、共に歩み続けた旅路】
だった。この会社に入ってよかった、と心の底から思っています。

みんな、ありがとう。

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ちなみにその人はこの人ではないです。
でも、大好きな人がかわいかったので載せておきます。

「変えられない苦手なんか存在しない、やり方を知らないだけだ。」

多くの大人はクリエイティブなアイデアを出すためには、相応の鍛錬と才能が必要だと思っていると思います。

僕は真っ向から否定します。誰だって学べばアイデア発想なんてできるようになる。すべては「難しそう」とか、「できなさそう」という思い込みがあなたの才能を潰しまくっていると思っています。

とはいえ、やり方を知っているだけでもまだダメで、より良い自分にフィットしたやり方を見つけるために経験が必要です。僕はひたむきに「タスク管理・業務効率化」をやりました。ひたむき、というのが大事です。ひたすら、ではありません。僕は2年近くだらだらする時も、気合を入れる時もありながら、やり続けました。完璧な人間などいないのだ、と自分に言い聞かせながら。

そして、だんだんとあることがわかってきました。

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僕含めて3人の組織になった時もあったけど、だんだんスタッフが増えてて嬉しい。アイデア発想研修の時の様子。懐かしいなあ。

「人によって、たったの今、苦手なことが違うだけ。」

会社にはいろんな人がいます。特に新卒で入社してから日が浅いスタッフも最近は増えてきました。本当に不思議なのですが、人間は集まると相対評価をし始めてしまいます。
「あの人はしっかりしてる、けどこっちの人はゆるいね。」
「俺はちゃんとやってるけど、あいつは適当だな。」
「どうしてこんなこともできないの!?なんで!?」
などなど、1対1で向き合うと見えてこなかった部分も自然と見えてきます。というか、浮き出ているように感じるのだと思います。

自分含め、相手を相対評価をし始めると、実際はみんなで凸凹で、めちゃくちゃで、ダメなところもすごいところも、それが発揮されるステージもいろいろなところにあることを、すぐに忘れてしまいます。

特にその人の【苦手】に触れていると、偏見はより加速します。


別に社会人歴がたくさんあれば有能なわけはないはずです。みな有能です。子供に日々触れているからわかります。その子にしかできないことが生まれた瞬間からすでにたくさんあります。会社に入った歴だとか、なんだとかもう関係ないです。その人がいるだけでたくさんの価値を出しているなと普段から感じます。

でも、相手の苦手と向き合う時、なぜか相手の素晴らしいところがあまり見えなくなってしまうことがあります。僕もです。

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みんなでパステルアートを描いて対話した時。表現したって表現しなくたっていい、どんなあり方も認められる空間が大好きだった。

人の「いいね!」を見つけて違いを楽しもう!は、やっぱ難しい。でも、僕は見つけたい。

きっとみんなそれぞれ信念とか、「〜べき」みたいなものをたくさん持ってます。それを自分に課して頑張っている人がたくさんいます。

だから、自分の信じていることを目の前で裏切られた時、人は怒るのだと思います。怒りをうまく扱えないから、人を傷つけるのだと思います。

でも、それでいいと思います。それでいいのだ、と思うのです。
いろんな人の信念が集まって、それぞれの苦手とか得意とか「〜べき」をうまく生かして一つの生き物みたいになればいい。

きっとみんな不格好で優しくて、愛おしい、怒りん坊なかわいい生き物になっていくのではないかと思っています。

相手を責めたりしたら関係性が壊れちゃうことがほとんどなので、怒りの伝え方には要注意ですけどね。優しい人は何も言わずに立ち去っていきますから。

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今年もサマースクールが終わる。あと、1週間ほど。

さいごに

あまり会社のことに絞って振り返ったことを記録してなかったので、なんだか新鮮でした。高校生の頃の僕はミュージシャンになると本気で思っていたので、今こうやってカタカタパソコンのキーボードを鳴らしていると、なんだかすごい運命に巡り合い、今も縁を続けているんだなあ、と不思議な気持ちです。

また、書きたくなったら書きます。それでは。

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